私は緑風会を代表して、本案に反対するものであります。 本案の成文は、東北興業の債券の元利の支払いに対して国が保証するという趣旨にとどまるのでありまするが、その内容は、十数億円を投下してセメント工業を直営するということが、審議の過程において明瞭に相なりました。しこうして、このセメントの全国の需給関係、特に東北地方の需給と運賃関係、また現存セメント工業の操業度、特に最近における東北地方のセメント市価が他の地方に比較しましてむしろ安価である点、少くとも高くないというこれらの諸点にかんがみまして、この企業もくろみにつきましては幾多の疑義を持つのであります。特にコスト計算につきまして、また建設計画につきまして、さらに販売方針につきましても
