いや、五億円のこと何も言ってないです。
いや、五億円のこと何も言ってないです。
そうすると、あなたは竹下さんに連絡しましたね。
どう言って連絡したんですか。
こういうわけでこういうことでというのは……
金丸さんにも。
それだけであなたの知人宅へ元総理、元副総理が出てきたと。これは非常に不自然ですよ。
それで、金丸さんや竹下さんという高名の政治家に頼むと、千五百億というふうな膨大な東京佐川の緊急融資が可能になるだろうということでしょうね。そうでなかったら、ないですね。
そういうふうに政治家を使うということであなた方は言われるし、向こうも応じてきた、こういうことになるんですか。
非常に、国民の一般常識からいいますと、そんなもんだろうかと。
渡邉さんは調書で、取引銀行の三和銀行、住友銀行といろいろ融資を頼んだけれども、なかなかうまくいかないんだと、特に暴力団絡みのやつは、住友は大阪でイトマン問題があったりして、またということになったら大変だからといってうまくいかないと。そういうことで、住友に関係のある竹下さん、それから三和の頭取とよく知っている金丸さんということで、それで頼むということになったんとは違いますか。
言ってないけれども、そういうことは御存じですか。
何にも、事情も何にもわからぬままで、とにかく千五百という、そんな億というような金の融資を元総理、副総理に頼むということですね。
渡邉さんがあなたを使って竹下、金丸を引っ張り出したと、こういうことですか。
そういうことですか。
そうすると、金丸さん、竹下さんに頼むことについて佐川清の承諾が要るといいますか、ということを条件にしていますね。何で条件が要るんです。
結構です。 それでは問題、特別背任罪の告訴取り下げの問題ですが、あなたは渡邉さんから告訴取り下げについて、佐川清さんですよ、何かそういうことについてあなた頼まれたことありますか。
ありませんけれども、あなたは、そうすると告訴取り下げについて金丸さんに言うたことがありますか。
それはなぜ金丸さんに、その馬堀法眼さんの秘書と一緒に行って、なぜ金丸さんに……
佐川清さんの方から示した条件を金丸さんがオーケーと言えばそれで取り下げできるということだから行ったと、こういうことですね。
ところで、渡邉調書によりますと、あなたから渡邉さんに示した佐川側の五条件というのは、あなた、忘れておるのもあると今おっしゃったけれども、条件はすべて金丸の力で実現し、しかも金丸が会長に直接電話して必ず守るという約束をすることとか、捜査いかんでは事によると会長が火の粉をかぶるかもしれない、会長に火の粉が降りかかってこないようにすること、金丸の力で会社再建のため協力を完全に取りつけることなどが条件だというふうにあなたが言われて、それは金丸さん、よし、それはええと、会社内部のことやからと言って引き受けたんで電話すると、こうなったという……