時間ですから、終わります。
時間ですから、終わります。
外務大臣にお伺いするんですが、ガイドラインの見直しの背景、冷戦後の情勢の変化について、六月七日のいわゆる中間まとめによりますと、「冷戦の終結にもかかわらず、この地域には」、アジア・太平洋地域ですね、「不安定性と不確実性が依然として存在しており、日本周辺地域における平和と安定の維持は、日本の安全のために一層重要になっている。」という規定がありました。ところが、今度の最終報告書によりますと、「日本周辺地域における平和と安定の維持」という部分をアジア・太平洋地域における平和と安定の維持というふうに書きかえているわけであります。 日本周辺地域、これは中間取りまとめでまとめられた情勢の一つの節ですが、それを今度はアジア・太平洋地域に書きか
それでどう違うのかと聞いているんですよ。日本周辺地域とアジア・太平洋地域とはどう違うのかと聞いているんですよ。「潜在的」にというのが入っておるだけで、あとは同じですよ。「不確実性」、「不安定性」なんというのはみんな同じ。文脈は一緒ですよ。 ところが、その「日本周辺地域」と書いてあったものを、同じ三行のセンテンスの中で「アジア太平洋地域」に変えたのはなぜか、それは一緒なのか違うのかということを聞いているんですよ。
性格が違うというのはどう違うのですか。日本周辺地域とアジア・太平洋地域とは、その範囲において、性格の問題じゃないんです、どっちも地域でしょう。
そんなこと聞いてないんです。概念が違うのは当たり前でしょう、言葉も違うのだから。 だから、その地域、リージョンと言い、一方はエリアと言っている、その地域は違うのか一緒なのかと聞いているんですよ。性格の話じゃないんですよ。アジア・太平洋リージョンと言っていますね、こっちはエリアと言っているでしょう。違うんですか。違うんだったら違うと言いなさい。
アジア・太平洋地域について、この前の平成八年四月二十二日に、今と同じようになかなか言わなかったけれども、池田外務大臣はこう言いましたね、強いて言えば、東アジア・大洋州地域を念頭に置いたものという答弁をしていますね。強いて言えば、東アジアと大洋州地域を念頭に置いたもの、だから、どこからどこまでと一線を画するようなものではないけれども、大体そういう地域なんだと言っているのです。 そうすると、東アジアですから、当然朝鮮半島は東アジアですね。台湾海峡は東アジアですね。カンボジア、ベトナム、東南アジアは東アジアでしょう。大洋州というのは、インドネシア、ニュージーランド、豪州、こういうものを念頭に置いた地域である、そういうふうに答弁している
そうすると、強いて言えば日本周辺地域というのはどういう地域なのですか。エリアと書いてあるのですけれどもね。
日本周辺地域は地理的概念でないというのですか。
それは事態について言っているのじゃありませんか。事態は、なるほどそういうことですよ。だから、周辺事態というのは地理的概念でないと言って何遍も答弁していますわね。総理も答弁している。 しかし、日本周辺地域は地理的概念でないなんというような答弁はしたことないですよ。あなたはそう言うのですか。
だから、一律に境界を示してくれなんて言っていないんですよ。強いて言えばこういうものであると言って、アジア・太平洋地域についても同じことを言ったじゃないですか。外務大臣はそういうふうに答えた。 それで、「日本周辺地域」というふうになっておった部分が、今度は「アジア太平洋地域」に変わったわけです。それが特別に概念が違うと言っても、三行のセンテンスの中でその部分だけ、あとそれ以外は「潜在的」にというのが入っていますけれども。中間取りまとめでは「日本周辺地域」だった、今度はそれが「アジア太平洋地域」になった。アジア・太平洋地域は、強いて言えば東アジアと大洋州なんだと。それなら日本周辺地域はどうなんだ。それは事態であって地理的概念ではあり
じゃ、日本周辺地域、エリア・サラウンディング・ジャパンというのは新ガイドラインで何カ所出てきますか、英文の方は。
十八回出てきます。 日本文の方は何回出てきますか。
一回しか出てこないのです。一回。英文の方は十八回出てくるのです。だから、日本周辺地域という言葉を使うまい、使うまいとしているのです。どうしても使わなきゃ説明のつかぬ部分一カ所だけ使っているのです。こういうふう に、日本周辺地域というものを日本国民の前から消そうとしているのですね。日本文はそうなっている。 英文の方はそんなこと全然心配せぬから、英語の方はシチュエーション・イン・エリアズ・サラウンディング・ジャパンというふうになってくるのですが、そういうものが十八回出るのですよ、別表も含めて。だから、意図的に隠しているということしか言いようがないわけです。
そんな弁解を聞いたってしようがない。 今局長の話で、訳すると言いましたね。新ガイドラインの正本は英文ですか。訳すると言いましたね、日本文は訳文ですか。
日本語の和訳が意訳になってきてどうにもならなくなるのですよ。だって、周辺事態なんというものは日本文には書いているだけであって、正本の合意した英文の方ではそうは書いてないのですから。 シチュエーション・イン・エリアズ・サラウンディング・ジャパン、それが十八カ所出るのですよ。それだけじゃありませんけれども、括弧で略している部分にもちゃんとそれは入っているのです。 日本の訳で周辺事態と訳しておるところであっても、それが入ってないのもあります。というのは、サッチ・シチュエーションという部分を周辺事態と日本語で訳しておるから。サッチだけですから、日本周辺ということは書かない。こういうことを外務省というのはやっているのだということであり
意味は変わっていないということですね。ちょっと確認してください、意味は変わっていない。
そうしますと、米軍は日本周辺地域における平和と安全の回復活動を行う、日米の作戦共同で米軍はそうするというのです。これは「周辺事態への対応」という項があって、その三番目にこの作戦協力があるわけです。そこで米軍はこうするというのですが、この意味は変わってないとおっしゃるのですから、米軍は、日本周辺地域において平和と安全の回復活動、武力行使を含む軍事行動を行うということにこれは読むべきだと思うのですが、違いますか。
運用面とどこにも書いてないじゃないですか。オペレーションと書いてあるのです。オペレーションというのは普通は運用面なんて、それは防衛庁に運用局ができたか知らぬけれども、そんなことと関係なしに、オペレーションというのは、米軍は日本周辺地域において平和と安全の回復の活動を行う、すなわち武力行使を含む軍事的な作戦行動を行う、そういうふうに読むと間違いですか、どうですか。その点、防衛庁長官、どうですか。
前と意味が変わってませんという答弁があって、それを確認してから言っているんですよ。 あなたの言っていることを言いますと、周辺事態とは何か、周辺事態は略語だ、だから、日本周辺地域における事態で日本の平和と安全に重大な影響を及ぼす場合、これが周辺事態なんですね。定義はそうなっています。そうでしょう。 そうすると、周辺事態によって影響を受けたと言うけれども、周辺事態というのは、その事態によって日本の平和と安全に重要な影響を与える事態で、日本の平和と安全は侵されてないんです。そうでしょう、影響を及ぼしているだけだから。 その事態があったからといって、その事態によって影響を受けた平和と安全を今度は回復すると言うんですが、影響を受け
周辺事態によって影響なんか受けないんですよ。周辺事態というのが日本の平和と安全に重大な影響を及ぼすのであって、平和を回復するというのは武力の行使を含むんだとあなたは今言いました。 そうしたら、米軍は日本周辺地域における平和回復活動、要するに武力行使を含むことをやるというふうに書いてあるわけです。米軍は「平和と安全の回復のための活動を行う。」というふうに規定しているのですが、米軍が平和と安全の回復活動を行う場合に、それを決定するのは米軍自体でしょう。その点どうですか。