私は、日本社会党を代表して、総理の所信表明について質問いたします。 田中内閣は、世論と野党の追及と党内対立の中で崩壊しました。私は違反行為はやっていない、地位利用もやっていないし何も悪いことはしていないと首相が釈明していたのに、この事件はなぜ強大な権力の座を根底からゆるがしたのでしょうか。政治家は、総理はこの事件の中に何を学び、どうこれにこたえるかということを真剣に考えなくてはなりません。 まず、田中内閣に対するわれわれの批判は、インフレ対策に対する失敗であります。高まるインフレに有効な歯どめができず、かえって調整インフレ的な立場でインフレに拍車をかけました。多極化した国際情勢の中で、それに対応する政策は何ら示されず、ただ、
