なかなかむずかしい質問でありまして、簡単におっしゃるように答えられないことを遺憾に思いますが、大炭鉱その他が政府の行いました石炭合理化法によりまして資本蓄積ができて株価が上ったということでございます。神武以来の好景気とはいいますけれども、私は西ドイツの企業経営についていろいろ調査して参りましたが、向うと比べますと、日本の産業設備というもの、同時に資本の蓄積というもの、経営の内容というものは、株価はなるほど高くはなっておるが、実質的にはドイツなんかに比べて日本の経営というものは不十分であるということを私は指摘することができるのであります。それを勤労者の犠牲のみによってよくしようとは思わないけれども、やはり日本産業全体は日本民族のもので
