そうすると、この稲田氏が指摘しているように、海運業者が実際に船を作れる力というものは、償却前利益の範囲内が限度だというのですね。そうすると百五十三億円が償却前利益の総額であるとすれば、これに見合う船しか結局できないことですね、去年の九月期では。三月期も私の見ている海運市況では、これが飛躍的に増大するとは思われない。来年もこの調子でいくというと、減りこそするけれども、ふえるということはないと思いますね。そうすると船主の能力で、つまり自己資金船を作る限度というものは、これはもうせいぜい二十五万トンから三十万トンをこえるということはないと思う。それが両年も七年も先まで続くかどうか、それはもうわからぬけれども、とにかく現状でここ二、三年間と
