先ほども内海先生に申し上げたことでございますが、どうも原子力発電というものの科学技術産業の他との大きな相違というものについての御認識が、まだ十分じゃないと私は一般に思います。というのは、同じ発電でも火力発電というのがございます。火力発電は、先生御案内のとおり、昔は石炭でございましたが、いまは油を燃やしまして、それで電気を起こすわけでございますが、油の中には多かれ少なかれ硫黄分がございまして、その硫黄分が油を燃やせば表に出てまいります。昔は硫黄分のことなんか気にしないで、電力さえ起きればいいということでありましたが、それが亜硫酸ガスその他の大気汚染の問題になって出てまいりましたし、公害問題としてやかましくなってきた。そこで、それに対し
