日仏協定も秘密だ、それが間違っておったら取り消しなさい。
日仏協定も秘密だ、それが間違っておったら取り消しなさい。
しかし、秘密は、日英協定の場合と違うじゃないですか。日仏協定を見てごらんなさい。印刷にしても十数行にわたるものが出ておる。クォーターは秘密かもしらぬが、しかし日英協定はたった一行です。これはどうしても政府において秘密にしなければならぬ理由があったものと私は思うのです。この点において相当大きな疑惑を投げておることは、間違いない事実でございます。 ————◇—————
私はベトナム賠償問題に関連しまして一般的な質問を行ないたいと存じますが、これに入るに先立ちまして、先般来の外務当局の答弁その他から考えましても、外務当局としては非常に準備が不十分だ、むしろ国会を軽視しておるという傾向が非常に顕著でございますので、この点につきまして一言触れてみたいと存じておるのでございます。 穗積委員がさきに賠償の実施状況について資料の提供を要求しておりますが、これにつきましては小田部賠償部長が、多少ひまは食うかもしらぬが、なるべく早く御提出いたしますということを申しておるのでございます。なお一昨日でございましたか、政府からお出しになりました賠償の資料なるものは、きわめてずさんきわまるもの——私はいずれこの点につ
今後は藤山さんの今の御答弁によって、責任をもって資料をお出しになるということでございましたから、外務当局の勉強ぶりを見るということにいたして差しつかえありませんね。四カ月間も、私の注意が、何回も非公式にやっておるにもかかわらず、安保条約を審議する上において最も重要なる資料と私は存じておりますが、これについて今日までお出しにならなかったという点についてはいかがお考えになるか、この点を私はお聞きしておる。外務省の怠慢と言うべきものだと私は思うのです。こういうことをやっているからこそ今度のベトナムの賠償問題の審議なんかに入らぬのは当然であります。本質に入る前にすべての資料をお出しにならなければ、本質の審議は困難だということを確信している。
私の要求しておりますのは、そうむずかしい資料ではないのです。そのときにも、資料をお集めになる上において相当の時間がかかるでしょう、だからそう急ぎませんが、必ずお出し願いたいということを私は要求しておいた。しかし四カ月も出ないというのはあまり無責任だと思うので、外務省の事務当局に対しても大臣としてのお立場から厳重なる御注意を促していただきたいということにいたします。 そこで私は与党の委員からおしかりを受けるかもしれませんけれども、先ほど御了解をいただいておきましたので、資料の提出と、それからもう一つ外務省の国会軽視の点に関連しまして今の資料について一言いたしたいと思うのであります。 藤山さんは先ほど申しました通り、終始一貫協議
この問題は本日の議案と直接に関係がございませんので、いずれ適当な機会を得まして一般国際情勢を審議する場合に、詳しく藤山さんに一つ質問をしてみたい、こう存じておりますから、これは留保いたします。 ところでもう一つこれに関連してお聞きしたいのは、藤山さんは十二日に外国から帰ってきた三木武夫氏とお会いになっております。これは新聞ニュースがそう伝えております。その席において三木武夫氏は、極東方面に対するアメリカ軍の出動と、それから核兵器の持ち込みについてはどうしても政治的観点からいって同意を必要とする、拒否権を含むことが必要であるという意見を述べられたと新聞に伝えられております。これに対して藤山さんは、拒否権を含むということに対して別に
新聞の切り抜きを私持ってきておりませんが、多分読売だと思います。これにはアメリカ側と話し合いをするような口吻があなたの応答の中に出ておりますが、これはいかがお考えでございますか。
ではこの程度でやめまして、いずれ一般情勢をお伺いする場合に留保いたしておきます。
私質問を続行いたしますが、一昨日外務当局からお出しになりました資料というものはきわめてずさんであるということを申し上げました。そのほかに岡田委員が予算委員会において資料の提出を要求いたしましたが、その資料なるものは、日本が各国に与えた戦争損害に対して、日本が一体どういうふうに見積もっておるかということの資料でございまして、外務省から出たのは——各国が外務省へ正式に提出したものかどうかも私疑っているのですけれども、各国が出した資料だけであって、いかにも片手落ちでございます。しかも藤山外務大臣は、岡田委員の資料要求に対して、多少不正確である、非常に困難はありますけれどもお出ししましょうということで応諾されておる。外務省から出ましたただい
外交折衝のことですから、いろいろかけひきはございましょう。しかし私、岡田委員の求めておるのは、日本軍が各国に与えた損害を幾らに見積もっているかということで、外交折衝上におけるかけひきとは関係ございません。客観的な資料に基づいて、政府としてはビルマにはどれほど損害を与えた、あるいはフィリピンにはどれほど与えた、インドネシアにはどれほど与えたということについて日本側だけの資料がなければならぬ。私は、この資料なしで御交渉になったのなら、これまでの外交交渉というものはきわめてずさんなものである、こう批評せざるを得ないと思う。これは常識のある人なら大体わかると思う。
すでに岸首相も、東南アジアに対する賠償の問題はベトナムさえ済めば済むのだと言っている。むろん先にさかのぼってビルマの関係はございましょう。しかし外務省が持っておられるというなら、その資料を——私は査定を幾らにしたとかいうことはまだ要求しておりません。ただ、向こうが出してきた損害に対して、その損害を日本においてはこれくらいに見ておるという資料が出なければ、比較も何もできぬじゃございませんか。その資料を岡田君が求めておる。藤山さんは外務大臣として、不正確かもしれないけれども資料はお出しするということを確約しておられる。外務大臣のこの資料提出の応諾について、事務当局がこれを左右する、これは越権の行為です。外務大臣としては依然お出しになるも
それじゃ藤山さんのお約束は違う。どれくらい損害を与えたと日本の方で見積もっておるか、それは出すということをおっしゃっておる。その点については私は、あくまでこの資料の要求をしなければこの問題に対する本質的な審議に入れないと思っておりますが、いかがでございますか。
私速記録を読みますが、藤山さんははっきりお出しになるということを約束しておられる。岡田委員の質問に対しまして藤山さんは——これは日本の損害の見積もりの問題で、交渉上の査定の問題とは全然別個の問題であります。これに対して「こちらの乏しい材料も集めながらも、そういう点について一応の調査はいたしておるわけであります。しかしそれが正確なものだということにはとうていいかないことは、岡田議員も御了承いただけることだと思います。従って何かそういう状態の数字を出せということならば出すことができるかと思いますけれども、正確な数字を出すということは非常に困難なことだということは御了承願いたいと思います。」こう答弁しております。また岡田委員が「それではベ
私は今の御答弁に不満足です。一応この点に関する質疑は留保いたしまして、時間の関係上先へ急ぎたいと思いますが、外務省のお出しになりました資料を見ますと、「ヴィエトナムの主張する戦争損害及び苦痛」というのが出ております。これはただいま伊關局長からお話があったと思いますが、相当簡単なものではあるが、これは全文ではないということですね。これを見ますと、はたしてこれについては外務省としての批評めいたものが出ております。たとえば向こうではこう言っておるがこうだというようなことですが、これは先方から出た正確な資料と認めて差しつかえありませんか。
私はこの点に関連しまして藤山外務大臣に再確認を求めておきたいことがあるのであります。藤山外務大臣は、インドシナが戦争に入ったのは一九四四年の八月何日という答弁を外務委員会においても予算委員会においてもしておられる。戦争のあった時期はわずか一年である。従って、その以前の損害は入っていないんだ、賠償の中に入ってないんだということを御答弁になっております。私はこの点を再度確認いたしたいと思います。
それでは今回の賠償額というものは、その一年間における損害に対する賠償と理解するのが当然だと思いますが、この点再度御確認願いたい。
そこで私がお伺いしたいのは——第一にあげますと非常にずさんです。これは外務省の責任でない、向こうの出してきたものだとおっしゃるでしょうが、私はこれに対しても外務省としていかなる査定をしたかという点を伺わなければ、先の質問には進み得ない。第一、見てごらんなさい。これは「資料も不足し不可能であるので、生産及び貿易並びにインフレーションというようにこれをその結果の面で捉えて、次のように主張している。」これは外務省のこれに対する注釈ですね。だからこれは正しい向こうの資料じゃないと思う。この点だけでも向こうが直接出したものじゃないということが立証される。その次に「人的な面」ということで出ておりますが、「一九四五年の飢餓により、百万人以上の餓死
今の御答弁は、少し早くおしゃべりになったので、私一々メモをとることもできませんでしたが、私ははっきり了解しかねるのです。しかし、一九三九年から四五年までの生産減少額といっておりますが、今何%に見積もったというのは、最後の一年間の生産額に対して見積もったのであるか、あるいはこの六、七年間の全数量に対しておやりになったのか、この点も明らかにしたいと思いますし、現に今あなたおっしゃったじゃないですか。査定は、藤山さんはいろいろ各国とのつり合い等もあるので出せないのだ——あなたは一々比べて今査定まで出しておるじゃないですか。査定をやる以上は、日本の見積もった損害額がどれくらいになるかということを日本で数字を求めなければならぬ。それでなければ
非常に不正確な資料で御交渉をお始めになった。それだから七年も八年もかかるということもこれに起因しておると私は思うのです。私は賠償問題全体に関して外務当局の御苦心のあるところもわからぬわけじゃない。ことにサンフランシスコ条約第十四条を見ますと、一方において損害及び苦痛に対して賠償を支払うということは日本は承諾しております。しかしいわゆるこの損害を全部日本が払うということになったら日本の国は立っていきません。そんなことも条約には認めております。しかしその問題と、いかに査定してどうやったかという問題とは別個でなければならぬ。(「そんなことをしたら交渉にならぬ」と呼ぶ者あり)交渉にならぬということはありません。もし公表できないなら外務委員会
藤山さんは質問の要点をはずしておられます。私は今言ったように公表ができなければ、少数の秘密会においてこれを発表されることができるかできぬかということをお尋ねしておるのです。この点に対しては、国会を信頼せられる以上、秘密会で発表できぬという理由は、私は了解するに苦しむのです。