私は抽象的に忠告をするとか、勧告をするとかいうことを聞いておるのじゃない。この問題に関していかなる意見を具体的に出されたかということを承わっておる。この点に関連しまして、ロイド外相との間に藤山さんが取りかわされたという会談の内容を、たとい輪郭でも明らかにされることがこの際必要だと思う、こう確信しておるのでございますが、この点に関する御意見を承わりたい。
私は抽象的に忠告をするとか、勧告をするとかいうことを聞いておるのじゃない。この問題に関していかなる意見を具体的に出されたかということを承わっておる。この点に関連しまして、ロイド外相との間に藤山さんが取りかわされたという会談の内容を、たとい輪郭でも明らかにされることがこの際必要だと思う、こう確信しておるのでございますが、この点に関する御意見を承わりたい。
この点につきましては、岸総理は二十九日の内閣記者団との会見中、外交折衝の内容を公表することは、国際信義の上からも、外交慣例の上からも許さるべきではない、一つのチャンスを待つ必要がある、こう言っておられる。秘密を守ることの必要なことは私も存じております。しかしかかる日本の運命に至大の関係を有する問題でございますが、藤山さんが私的な会談であって、これを漏らしてはこれから話ができぬとおっしゃる。それならイギリスの外務大臣と打ち合せられて、日本にこういう重大な関係があるのだということをお示しになって、イギリスの外務大臣とお話し合いの上で、これを発表されるつもりがあるかないかということをあらためて承わりたい。
私は将来の会見のことを言っているのではない。すでに意見を交換されたその内容について、大体の輪郭を、イギリスの外務大臣の了解を取りつけた上で、国会において御発表になるつもりはないかどうかということを尋ねておるのです。
それでは今後この種の問題につきましては、お話し合いの際には、日本国民にある程度のことを発表するだけの自由を確保してお話し合いにならんことを私は要望しておきます。 中華人民共和国との関係が最悪の事態に陥っていることは御承知の通りです。これは貿易協定に対する善後措置を政府が誤まったという点と、長崎の国旗事件に対する政府の態度に出ていると思います。根本はやはりアメリカに追随して、中華人民共和国との間に正常な国交を回復しないという政府の根本的な方針に出ているものと私は了解しているのであります。すでに中華人民共和国は、私が指摘するまでもなく十年近くも確固たる政権を保持しております。国土の大半を支配しており、そしてバンドン会議やあるいはソ連
ただいまの御答弁を承わりましたが、私は一、二点批評を加えて私の所見を述べて、御質問したいと思います。 中華民国との関係とおっしゃいますが、いつまでも、中華民国との間に平和条約を結んだんだ、これで中共との間に正常な国交を回復できないのだというふうな態度をおとりになりますと、いつまでたってもこの窮状を打開できない。すでにスペインの革命政府の実例というものを見ましても、一国に革命が起きて二つの政権が対立しました場合に、これに承認を与えているという例は幾多ございます。現にアメリカのごときもこの例があるのでございまして、戦後のことでございますが、ポーランドはロンドンに亡命政府を作った、アメリカはこれに正式承認を与えておる。しかるにルブリン
私は全体からいいまして、責任の大半は日本にある、こう断定いたしておるのであります。従ってなるべく早い機会に、こういうきっかけを作る機会を作っていただいて、この席上において日本の真意も伝え、そうして話し合いに入る段取りにいかなければ、いたずらに拱手傍観をしておっては時期を失するのみであると私は信じておるのであります。 なお、貿易協定拒否の問題につきましては、淺沼書記長の代表質問に対して、岸総理大臣は日・鮮・台の同盟の否認、核兵器の持ち込み禁止などは日本が自主的に考えるべき問題である。打開交渉の条件とすべき問題ではないということをおっしゃいました。私は全面的にこれを肯定いたします。しかし日本がほんとうに真意を伝えんといたしましたなら
国旗の問題に関しましては、政府の措置に非常に誤まりがあった。岸さんは布切れでも取り扱うような答弁をしておって、一国の国務大臣の答弁ではありません。法務省の刑事局長あたりの答弁くらいをやっておる。これでは両国の間に正常な外交関係を打ち立てる、また関係をよくしていくという上においては非常に手落ちになると思う。すでに国会において遺憾の意を表せられた以上は、さらに中国側に対して遺憾の意を表せられても何ら卑屈とは私は思わない。間違ったことをやれば悪かったと改めるのは何らおかしいことではない。私は政府の考えは間違っておる、こう思うのであります。 次に私が承わりたいのは、こういうふうにして考えてきますと、私はこの際、貿易協定の問題について妥結
私は全般の政治情勢を中共承認の方へ持っていくように日本が働きかけることが必要だと思う。その意味におきまして、ただいま申し上げましたような政府間のレベルにおける貿易協定ということを提示した次第でございますが、この点につきましても前例がないわけではございません。岸さんは満州国の要職についておられた。そのときに岸さんは、満州国政府は日本と立場が違うかもしれませんが、ドイツに対して貿易協定を結んでいる実例があります。また別に通商代表部を相互に設置した実例がありますから、岸さんとしてはこれは別に異存はないのじゃないかと私は思います。またもっと大きな問題——貿易協定に関係なく、政治的な関係を有する重大問題を、両方の承認問題と別個であるという建前
具体的な経過を見てからとおっしゃいますが、きわめてばく然とした表現で、具体的な経過というのは一体どういうことをおっしゃるのですか。
依然として積極的静観といいますか、消極的静観といいますか、静観主義。これではいつまでたちましてもこの重大な日中関係というものは打開できません。私は政府が一日もすみやかに何らかの具体的な措置に出ることを希望してやまないのでございます。 これ以上は、議論になると思いますから、差し控えますが、最後に一つお聞きしたいのは、佐々木さんからも今お話のありました通り、国際共産主義が依然として世界平和の大きな脅威となっておることについて、米国政府との間に完全な意見の一致を見ましたという御説明がございましたが、これは具体的に言ってどういうことでございますか。抽象論でなしに具体的に、ことに極東において、アジアにおいてどこに共産主義の脅威という格好で
非常な抽象論で私は納得できないのです。これは藤山さんがダレス一派の先人主に支配された世界観によって動かされたと見るほかないのでございます。 私はさらにお尋ねいたしますが、今台湾海峡に起っている事件に関しましては、これは国際共産主義の脅威であるかどうか、この点をお聞きしたい。
きわめて不明決な御答弁で、私は満足できないのでございますが、一つお聞きしたいのは、台湾海峡において米国が武力を用いておる。これは元来国内問題であるべき台湾の問題に関して第三国の不当な武力干渉によって起きているのが現在の金門、馬祖両島の問題でございます。台湾問題も同様でございます。これに対しては藤山さんは一体どうお考えになりますか。
じゃ私はもっと突っ込んで一つだけお伺いいたしますが、台湾問題の根本は、私は元来は国内問題であるべき台湾問題に関して、米国が不当に台湾と条約を結んで、ここに駐兵をやっておるところに原因があると思う、日本もこれと同様でありまして、台湾は元来あの大陸の全部を支配している中共に帰属すべきことは当然であります。それにもかかわらず台湾を切り離してこれと条約を結んだところに日本の対中国政策の根本的過誤があるということを私は信じております。これについてはいろいろ御意見もあると思いますが、私はこの見地に立ちまして、中共承認問題のときも、台湾の問題をあとに残しておいて解決する道があるということを確信しておる。一国に革命が起きまして、一方の政府が大きく支
一昨日来、中東の問題につきましてはいろいろ論議がありました。特に本日川崎委員の御発言は、われわれの問わんとするところを率直に問うたものであります。私は、与党の委員として川崎委員の所見に対しまして敬意を表します。 私が一、二点伺いたいのは、第一に、日本政府は当初において基本的な問題と方法論とを混淆しておった。外国の国内問題に対する干渉はいけない、これは基本的なものです。しかしそれからひいて世界平和を脅かすかどうかという重要問題が根本にあった。この基本的問題に対する政府の態度をまず明らかにするのが至当だったと思うのでありますが、外務省は直ちにアメリカの撤兵をいかにして実現させるかという方法論に移ったというところに、政府の処置が前後し
ただいまの御発言に関しまして、当時の状況が非常に複雑であった、判断に苦しんだという点は私も了解するに苦しくないのであります。しかし、もしソ連が拒否権を発動しまして、アメリカ案が成立しなかったということになりますれば、これはあぶはちとらずなんです。私は当時の状況としては、ソ連の態度というものは、推察するのにかたくなかった、これは見解の相違があるかもしれませんが、私はソ連の態度は初めからわかっておった、こう判断すべきものだと思うそこに重大なる事態に関する認識の相違があったと私は思うのであります。もし当時日本がアメリカ案に対して反対しない事でも棄権でもやっておきますれば、私は最後の日本の提案をいたしましたときに、ソ連があるいは棄権くらいは
われわれの考えからいたしますれば、国交回復が貿易を促進する最もいい方法だ、こう存じておりますけれども、これは現在政府ではとられぬ。この点についてはあえて触れませんが、私はこの際政府側においても赤城官房長官の談話とか長崎の国旗事件とか、あるいは日韓会談の首席代表である澤田君の発言とか幾多日本側としても慎むべき、また考え直すべき行動があったと思うのでありまして、これらがひいて岸内閣の政策と関連しまして、中国側に非常な誤解を与えておることもあり得ると私は信じております。そこでいつまでたっても両国が静観をするというだけでは問題のきっかけを作り得ません。 そこで私が申し上げたいのは、日ソの関係におきましては古い時代には芳澤・ヨッフェ会談と
考慮すべき問題だという御答弁を承わりまして、私は満足いたしますが、もう一つ、考慮すべき時期にすでに到達しておるという点については御見解はいかがでありましょうか。
なるべくすみやかに十分なる考慮を遂げられて、具体的な措置をおとりになることを政府に要望しておきます。 第三の問題は日韓問題。いずれあとに同僚の委員から御質問があると思いますから、簡単に一、二点だけお伺いしたいのであります。矢次さんでございますか、これが総理の特使として朝鮮に行かれた。これについては二元的な外交であるというふうな批評をこうむっておることは御承知の通りであります。私もそのおそれがあると思っております。二十五日に総理は林大使と柳公使とにお会いになった。これも矢次氏のお取りなしになっておるということを承わっておりますが、これは事実でございますか。
私的会談のようにも受け取れますが、やはり公式的な資格で私はお会いになっておると思う。そういたしますればこれは外務省を経由して——外務省の儀典課というようなものでその方の仕事をやるところもありますが、これを経由して正当な経路で御会見になるのが私は至当だと思う。列国とも同じような慣例がございます。これは藤山外務大正臣はそれについていかにお考えになりますか。
今、総理の御答弁を承わりますと、漁業代表の派遣の問題というのは非常に重要な問題である。数カ月来実現しておらないのであります。これがおそらく日韓会談の中心議題の一つであると私は思います。これらの問題について意見を交換したという以上は、私はやはり公的な問題を論議したものと思う。この点私は藤山外務大臣の答弁も洋首相の答弁もきわめて不満だと思う。 時間もありませんので、一点お伺いしたいのは、日韓会談は数年来の問題である。しかも昨年の暮れ以来すでに半年以上たっている。私は日韓会談の成功の見込みとかいうことは申しませんが、韓国政府に果してこれを妥結に導くだけの誠意があるかないかという点について総理はいかにお考えになりますか。