私は社会党を代表いたしましてただいま上程されております日華平和条約附属議定書第二項の有効期間の延長に関する議定書の締結について承認を求めるの件につきまして、反対の意見を表示せんとするものでございます。 第一に私の指摘したいのは、日華条約それ自身が吉田内閣の一大失政であったということでございます。サンフランシスコの講和会議に当りましては、中共を相手にするか、台湾の蒋政権を相手にするかということにつきまして、英米両国の間に意見の一致がございませんでした。それは結局日本政府に両者いずれを選ぶかということがまかされたのであります。しかるに吉田内閣は、吉田首相は、その後ダレス国務長官の圧迫に屈しまして、ついにいわゆる吉田書簡で台湾の蒋政権
