取引所の組織がいかにあるべきかという問題でございますが、戦前は御承知のように、株式会社制度でありました。この場合には、取引所そのものが自分のところの取引の繁盛を願うあまりに、ややもすれば過当投機におちいりがちであるということでございました。そこで、戦時中には日本全国の取引所を統合いたしまして特殊法人の半官半民の取引所ができましたわけでございますが、当時は戦時中統制経済のもとでございましたので、十分にその機能を発揮するいとまもなく敗戦となり、閉鎖機関になったという沿革がございます。 戦後は、アメリカの制度にならいまして会員制度がとられたわけでございますが、会員制度は、ある程度会員の意識が向上された段階においては非常に理想的な組織で
