国鉄の財政の健全化という観点から見ますと、もちろんこの三十年度の予算は十分ではございません。いわゆる国鉄の膨大な資産を維持していきます上におきましては、もっと取替補充の資金が要るわけであります。この資金を損益勘定から生み出しまして工事勘定に繰り入れて、そうして資産の維持をはかっていく、そういうことによりまして国鉄の財政が健全化していく、こういう観点から見ますると、三十年度のこの予算を見ましても決して十分ではない、もっとそういう点につきまして考えなければならぬ点が多分に残されておるというふうに考えるのでありまするが、ただそういうふうに自己資金が要望に対しまして減っておる。その幾分かをこの借り入れ資金でまかなったらという結果にはなってお
