では、なぜ新たに安保理決議なしに武力の行使ができるんですか、大臣。
では、なぜ新たに安保理決議なしに武力の行使ができるんですか、大臣。
昨日、通告をしてあるわけでございます。是非大臣のお言葉をいただきたいと思います。これは全く新しいことでもなくて、今までさんざん議論し、昨日の衆議院の外交委員会でも議論されていることですから、是非お願いをしたいと思います。 今、局長がおっしゃったとおり、六七八というのは、これは武力行使を容認する言葉が入っていますね。そして、六七八、アーティクル二ですけれども、クウェート政府に協力している加盟国に対し、安保理決議六六〇及びそれに引き続くすべての国連決議を堅持かつ実行し、同地域における国連の平和と安全を回復するために必要なすべての手段を取る権限を与えると、ここに入ってくるわけでございます。 しかし、UNレゾリューションの六八七は御
私、ここが分からないんです、大臣。六八七から六七八になぜ戻ることができるんでしょうか。その根拠が私どうしても分からないんですよ。それを大臣のお言葉で説明いただきたいと思います。
確かに大臣の言うように、六八七には大量破壊兵器のことが書いてありますよ。そして、しかし六七八には、イラクがクウェートを侵攻したときのことについて、原状復帰しなければあらゆる手段を取ることができるとしているんです。六七八はこれはクウェートの問題なんですよ。正に今は大量破壊兵器のことを言っているんですね。なぜクウェートの六七八に戻ることができるのか、私はどうしても理解できないんですね。大臣、お願いします。
局長ね、私、それは根拠付けが弱いと思いますよ。今のお答えは二月二十四日の江田憲司議員による質問主意書に対しても全く同じことを言っています。昨日の参院予算委員会の福島瑞穂委員に対する答弁でもそのようなことを言っています。 しかし、こういった前の決議に戻るというようなことを安易に認めてしまったら、これから国連決議というのはどうなっていくんですか。イギリスのケンブリッジ大学のグレイ教授が指摘をしておりますけれども、六八七から六七八へ戻るといったような法解釈は安保理の新決議や議論の意味をなくし、対立する議題において安保理がまとまることを難しくするのではないか。簡単に言っちゃえば、常に昔の決議がこういうふうに簡単に使えるということになれば
細い糸で無理やりつないでいる。だからこそこの砂漠のキツネ作戦も一九九八年十二月十七日も同じじゃないですか。アメリカとイギリスと日本が孤立して、中ロがこれに反対する。世界各国も反対する。そしてアナン事務総長が同じことを言っていますよ。世界と国連にとり悲しい日であると。同じことを繰り返している。 加えて、言わば入口だけ六七八国連の安保理決議を利用して、攻撃は単独でやると。そして後始末はまたUNHCRなどの国連組織を利用してやれと。こんな御都合主義で戦争の入口と出口だけ国連を利用してやってしまったら、これ将来にわたってどのように運用されてしまうんですか。法的安定性が私は全く崩れてしまうと思うんですけれども、大臣、どのようにお考えですか
情緒的な話もそれで結構ですけれども、私は今、法的にこれをどう解釈したらいいかと自分自身に今問い掛けているんですけれども、今一四四一の話が出ましたので、それじゃ一四四一の話に入りたいと思います。 一四四一には、重大な違反があった場合、また安保理に報告するというふうになっています。その一環としてブリクス報告やエルバラダイ報告が出てきたと。その内容は、疑いはあるが物的証拠もなく、更なる査察の継続が望ましいと出ている。首相は、ブッシュ演説の直後の会見でアメリカを支持する理由を、フセイン政権に武力行使の意思がないことが断定をされた、だからとしているんですね。
武装解除の意思がないことが断定されたと。では、これは一体だれが武装解除の意思がないということを断定されたんでしょうか。国連安保理ではないですね。
ですから、それをだれが断定をしたのですか。
私は、このブリクスの発言では断定はしているとは言えないと思います。断定をしているのはブッシュだけですね。 イラクの大量破壊兵器保有についてもブッシュはこのように言っています。イラクが大量破壊兵器を保有していることが明らかになったと言っていますけれども、いつ、どのように大量破壊兵器を保有しているということが明らかになったんでしょうか。
いや、ブリクス委員長の報告は、疑いがあるけれども明らかになるなんて言っていませんよ。それプラス、同盟国だから信用して私は推測するけれどもと。我々はこの大量破壊兵器をなくすために今さんざんすったもんだしているんですね。その問題を推測で、アメリカが言うから私の推測ですけれども多分持っているんじゃないんですかというのは、これは全く私は根拠として理由、納得いかないんですけれども、明確にどの時点でどのように明らかになったのか、お答えいただきたいと思います。
じゃ、疑わしかったら空爆を開始することはできるんですか。
またその点については後ほど触れますけれども、このブッシュ報告を原文でも日本語訳でも両方読んでみると、あいまいなこと、まだ明確でないことを次々にブッシュさんは断言していくんですね。 ブッシュ演説に戻りたいと思います。イラクはテロリストを支援してきた、テロ組織アルカイダの工作員の訓練も対象になっている、テロリストはイラクの支援を得て生物化学兵器を使うかもしれない、これはもう随分言っちゃってると思うんですよ、私は。 これは、イラクがテロを支援してきたという証拠が、大臣どこにあるんですか。
イラク人のテロリストがいたと言いますけれども、日本人のテロリストもいましたよ。 続いて、イラクがBC兵器を持っているという根拠はどこにあるんですか。
でも、それがブッシュ演説がそうだから戦争を始めると言っているんですね。イラクがテロを支援した証拠がある、イラクがBC兵器を持っている、テロリストがそのBC兵器を使う、だから攻撃するんだとブッシュは断言しているんですよ。そして、この何も定かじゃないことを断言して、それを小泉総理は日本として支持すると世界に表明した。 これ大臣、いつも私たちに言うじゃないですか、未来の話とか将来の話とか仮定の話というのは根拠にならないと。これ、根拠にならないんじゃないですか。何も明確じゃないですよ、何を取っても。
そんなことを指摘しているんじゃないんです、法解釈を。 現実問題として、まだ定かじゃない、可能性があるかもしれないけれども、私もそう思いますよ、持っているかもしれないと思う。でも、断定はできないでしょう、明確に。そこがブッシュが、私は、すべてファジーなことをすべて断言してさあやるんだと言っている、それがおかしいんじゃないですかと言っているんです。 こうも言っています。恐ろしい日が来た、恐ろしい日が来る前に危険を排除する、自国の安全を守るために武力行使の権限がある、私たちは行動を起こす、行動を起こさないリスクの方が大きいからだと。 これ冒頭、大臣も明言されていますけれども、アメリカの今回の武力行使は自衛権の行使では図れないは
大臣ね、ダブルスタンダードなんですよ。原文を読んでも日本語を読んでも、明らかに自衛権の行使でこの先制攻撃をやるということが読み取れますよ。九月の時点で、国家安全保障戦略会議でもテロ攻撃の阻止に向けて先制攻撃があり得るとアメリカは言っている。二月四日も、テロとの戦いに関する国家戦略と題した文書でも先制攻撃はあると言っている。 これ、正に先制攻撃だと思うんですけれども、大臣はどうお考えですか。
これは、もう自衛権自衛権と、もうこれペーパーに書いてあるじゃないですか。ブッシュだって言っていますよ、もう。自国を守るために攻撃をするんだと。これ、自衛権でなくて何ですか。 川口大臣は、ブッシュ同様、以前から、この戦争はイラク対国際社会の戦争であるというふうに言い続けていらっしゃいました。ただ、この演説を読むとよく分かるんですけれども、これ、イラク対国際社会でも何でもないんですよね。正にイラク対アメリカ、若しくはイラク対米英、こういう格好なんですけれども、現時点で国連加盟国百九十一か国のうち何か国がこの行動を支援しているんですか、支持をしているんですか。
それは、もう戦争が秒読み段階になって政治的に現実対応としてどうしようかというから四十になった。アメリカが演説をして即座に表明したのは三十か国ですよね。 私は、国連主義、国際協調を日本が捨ててアメリカに賛同していると、もう今戦争に直面していますからこのような議論はこれくらいにいたしますけれども、これは大臣、これが、こういった行動が、こういった支持表明が、国連主義を捨て、国際協調を捨て、アメリカ一国支配主義に賛同するということが我が国の国益にかなうと大臣はお考えですか。
それでは、なぜアナン事務総長が本日は国連と国際社会にとって悲しい日であると言うんでしょうか。米英が国連を軽視しているからアナン事務総長は悲しがっているんですよ。 アメリカは国内法があります、大臣、御承知のとおり。イラク解放法。イラクの政権を変えてイラク国民を解放するというアメリカの国内法なんですね。アメリカは憲法が最高機関であって、国連憲章などよりも、の国際法よりも上に位置されていると。アメリカの今回の行動を支持するということは、大臣もこのアメリカの国内法上位主義というものを認知されるんですね。