緒方副総理にお尋ねをいたします。実は十一月二十五日の午後二時から東京会館で開かれました経団連の第八回の評議員会に、吉田総理と御一緒に緒方副総理はその席に臨まれまして、こういうお話をなすつているのであります。政治をしつかりやつてほしいという財界の要望はもつともだが、私は現行の憲法などに根本的な原因があつて、政府はやりがたいのだと申し上げたい。たとえばわが国会は慣例的に政府のきめた国家予算について増額修正権を行使、政府はこれを拒否し得ないが、アメリカでは大統領にその拒否権を与えられている。従つて今のありさまでは、政府がせつかく骨を折つて予算を組んでも、国会の決議でこれを増額せざるを得なくなつている。最近の国会の様子を見ていると、特にその
