税務署の実際を見るときに、少数の人数で、しかも短期間に多数の人に対して所得の把握、あるいは更正決定、あるいはこれに対する苦情処理、こういうふうな問題に応じていると思う。従って今日の職員の不足や機構の状態では、私は信頼感の高まるような、いわゆる取られる税金でなしに納める税金というところまではなかなか行きがたいのではないかと思うのです。そうしてまた国家というものが税金によって運営されている以上は、われわれの血税である税金を取られたという怨嗟の的によって国家が運営されるということは、大へんな問題だと思う。われわれが喜んで納めたその税金によって国家が動いていくのだということになって、初めて私は納めるものも取るものもよい状態ができてくると思う
