今、滝沢先生から大変高適なお話をいただきました。戦争中はむしろ国民、個々の立場が国家に対し非常に弱い立場だったのでありますけれども、戦後はその反動で、逆に、国家にすべて要求すればいい、国家に尽くすことを忘れて国家に要求することだけをやっているわけでありますが、国家といいましても、これは国民から徴収された税金が中心になって国家機構というものは運営されているわけでありまして、結局は国民全体のものであります。今、先生のお話のように、確かに道路の通行中、道路の不備から事故を起こしたというような例もあって必ずしもすべてが訴訟者の方に責任があるわけではありませんけれども、何でも賠償要求してみようという風潮が大変強いわけであります。これは私は、先
