現在わが国経済の当面している困難な条件というものは、年々八億ドルに及ぶ輸入超過である。この輸入超過をどういうふうに埋めて行くか、たとえば輸出の増大によつてバランスをとつて行くということが可能であればたいへんけつこうでありますが、この穴埋めのために、八億急激に輸出を増大する諸条件がまだ整備してない。その見通しもなかなか困難である。しからばこの八億のアン・バランスをいかに処理しながら、国内経済の均衡をはかつて行くかというところに計画的ないろいろな措置が必要であり、自由放任にまかしておけない段階に追い込まれておる。自由党の自由経済というものが壁に行き詰まつて、政策の転換をしなければならぬ段階に来ておることに問題があるとわれわれは考えるので
