私の言うことは、結論から言えば、輸出産業として、あるいは平和的な産業として、兵器産業というような企業が安定する条件はどこにもないのだ。そういうような考え方でこの法律が出発するならば、本質的にうそであるか、あるいは大きな失敗をするか、どつちかである、こういうことであります。ですから武器産業の安定のためには、たとえばアメリカのごとく、所要原材料の確保、生産設備の整備改良、製品売却の特別便宜、あるいは損失の補償、融資あつせん及びその保証、それから可速度減価償却制度というような、もろもろの国家的な至れり尽せりの保障のもとにおいてその生産が進められれば、その企業は安定せざるを得ない。そういうような国家的な援助なくしては安定できない本質的な産業
