そうすると、いままでの高度成長政策の中で、設備は大企業に集中されて、独占資本は強化された。そして中小企業はその大企業から見れば収奪しやすい条件に置かれておる。こういうことはお認めになられたと思うのです。また、政府の中小企業対策の三本の柱の中には、企業間格差の是正をやるのだ、中小企業の不利益を補正するんだ、こういう政策があったと思うのですが、それはそのとおりに私は運んでおらないと思う。逆だと思う。格差はますます拡大しておる、不利益の条件はますます深まっておる、こういうふうに思うのです。たとえば大企業と中小企業の格差が、出荷比率の関係でとりますと、中小企業は従来出荷比率が五〇%内外であったものが、いま五〇%以下にぐっと落ちています。そう
