タイプを口述で受け取る方は、その文字が小文字であるか大文字であるかは重大な問題であります。必ず聞き返すに違いない。あなたはそういう記憶はございませんか。
タイプを口述で受け取る方は、その文字が小文字であるか大文字であるかは重大な問題であります。必ず聞き返すに違いない。あなたはそういう記憶はございませんか。
あなたは口述されたのじゃないのじゃありませんか。原稿を示して打たしたのじゃありませんか。
口述と言われますが、この前あなたにお聞きした場合に、署名の仕方はいろいろあると言われました。あなたの署名されました四枚の領収証は、あなたのお名前はヒロシと書いてある。一枚だけがHと書いてある。そう使い分けされるのですか。
忘れたことはなかなか、忘却のふちでございますので、われわれも突き上げることはできませんが、先ほど申し上げましたように、大文字か小文字かの指定が、あなたの出されました領収証四枚とも非常にばらついておるのである。ばらついておる。ワンハンドレッドという言葉でも、ワンのOが大文字である場合、小文字である場合、ハンドレッドのHが大文字である場合、小文字である場合、非常にばらついておる。一つずつ違う場合、そして二つとも大文字であったり二つとも小文字であったりする場合、このようにめちゃめちゃになっておるということをわれわれが見た場合に、きわめて作為が行われておる、作為の結果つくられた領収証であると私は判断いたします。そうでしょう。
大久保さんは、あなたが口述する間、横に立っておりましたか。 〔正示委員長代理退席、委員長着席〕
大久保氏はあなたに要件を言われて、そうしてあなたがタイプをあなたの部屋の片すみにある人に口述をされる、そうして打たされる、大久保氏はそのでき上がるのを待っておった、こういうことですね。
タイプを打つというのは、きわめて技術的な仕事なんです。あなたは先ほど、あなたの部屋の人はだれでも打てるように、輪番で打っておるように言いましたが、英文タイプを正確に打てる人は、あなたの部屋に何人おられて何人が打てるのですか。
ほとんどみんなとは、何人ですか。
私は、何人ですかと伺っております。
あなた、重大なところで記憶がこうぼけてくるわけですね。やはり何人ぐらいおって——英文タイプを打てるというのは、そうだれでも打てるものではないわけである。しかも英文タイプにはくせがあるわけです。あなたは自分が口述したわけではないとおっしゃった。であるならば、この文章はあなたがだれかに言われて、あるいは日本語で言われたか英語で言われたか知りませんが、それをもう一遍受け継いでやられた。その文章がことごとく異なり、それから文字のタイプも異なっておる。あるいはもっと調べれば、もっと違うことがわかるかもしれない。私が問題にしておるのは、その違いが、全部が異なっておるところに問題がある、作為が感ぜられるということを申し上げておるのであって、したが
一番重要な点であなたの記憶はぼけておるのですが、あなたが口述されないとするならば、秘書課長かあるいは英語の一番確かな秘書課員かだれかにあなたがお命じになって、そうしてそれをタイプにされた、こうみなさざるを得ませんね。あなたは承認されますか。
あなたは、大久保氏がクラッター氏からこのことを頼まれたとお聞きになった。しかし、クラッター氏は十五階のあなたの部屋にあらわれなかったんですね。
証言というのは、だんだん思い出していろいろつくられるものではありません。一度言われましたら、また後で思い出したら違うと言うことは許されない。私どもが一番問題といたしておりますのは、この領収証はやはり領収証である、何者かの領収証であるとわれわれは考えておる。にもかかわらず、あなたはそのつくられた状況すら二転、三転しておられる。それはつくられたものだとわれわれは判断せざるを得ない。あなたも、後、大久保証人によく聞きますけれども、その状況が食い違っては困るのでありまして、その点はひとつ十分に心にとめていただきたい。 質問を終わります。
大久保証人は先日の証言のときに、P3Cの販売についてはほとんど何もやっていない、こういうことを申されました。あなたの後で証言されました松尾社長は、契約上丸紅はP3Cの売り込みをやらねばならない立場であるということを証言されました。契約に忠実であるならば、あなたの方はP3Cの売り込みについて努力をしなければならぬ、こういう立場にあるはずでございますが、やっておられますか。
コーチャン氏はアメリカ上院の公聴会において、トライスターの売り込みについては昭和四十七年度の秋でもう終わってしまったんだ、こういうことを証言をいたしております。しかし、ロッキード・エアクラフト・アジア・リミテッド、すなわち日本におけるロッキード社の代表であるクラッター社長はその後も二年間も日本におってロッキード社の活動をいたしておる。何をしていたのでしょうね。
昭和四十八年、四十九年、このクラッター氏に対するディーク社からの送金はきわめて回数が多くなっておるのでありまして、これはすべてクラッター氏受け取りでございまして、あなたには直接関係がないかもしれませんが、あなたが認識せられているように日本を外にしてインドネシア等へ飛び回っているよりは、日本国内において活動いたしておる証拠が歴然といたしております。彼が受取人でございますから。しかも、四十九年のクリスマスごろ離日いたすまで彼の主たる活動場面は東京であった。そのころ、あなたは会っておられるのでしょう。
四十八年、四十九年、二年間でどの程度会っておられますか。一月に数回ですか。
月に二、三回も会い、しかも、この四十八年度にはピーナツとピーシズの問題が一件ずつ、四十九年の一月、二月にピーシズの問題が一件ずつ、ここに集中しているわけですね。しかも、月に二、三回会われておりましたら、丸紅とロッキード社との間のロッキード社の製品に関する販売促進と言えば何があるのでしょう。何を話しておられますか。
昭和四十四年の一月十五日に、児玉譽士夫とロッキード社との間にはこのトライスターに関するコンサルタント契約が行われました。そうしてその後、あなたの方とロッキード社との間にはトライスターの手数料に関する約束が行われてまいりました。そのことを念頭に置きますと、四十八年の七月二十七日に児玉譽士夫とロッキード社との間におきましては、P3Cに対するコンサルタント契約は成立をいたしておる。だといたしますと、クラッター氏のもう一つの目的は、あなたとの間でP3Cの売り込みをやるための相談をいたしたというのは当然の成り行きだとわれわれは判断をいたします。そうでしょう。
あなた方はロッキードに対して非常に弱い立場に立っておられるようでございまして、四十七年の十一月一日の代理店契約のIV項(g)項で、あなたの方はロッキード社が使用する東京都千代田区大手町ビルディング内に、家具も暖房も照明も電話も管理サービスも全部丸紅持ちで、最低二千五百平方フィートの面積の事務所を貸し与える、こう約束しておりますね。 〔正示委員長代理退席、委員長着席〕 そこまでやらねばならぬのですか。