このダイビングはロッキードがやったんですか、あなたの方でやったんですか。
このダイビングはロッキードがやったんですか、あなたの方でやったんですか。
先方がやるというのならば、やはり相談があって十分の打ち合わせがなければ持ってきませんね。私はそう見ますが、いかがですか。
この件については、あなたは大久保専務以外の人と相談をしましたか。
先ほど同僚議員からもお話がございましたが、あなたは記者会見に臨まれまして、営業部の責任者と相談したがという言葉を述べられたり、あるいはまた担当部で疑惑を招いてはいけないというので、営業部門とは関係のない社長室長の私がサインしたということをあなたの言葉で発表されているわけだ。どなたかに相談されたということは、いずれの新聞も明確にその間のニュアンスを伝えておる。あなたはこの記者会見を否定されるのですか。
記憶を整理したら判明したのではなくて、そのようにつくり上げたと私どもには思えますね。やはりあなたが、最初この事件が、電送でこの領収証が明らかになったときに、逃れられない、こう思われたのでございましょう。そこで営業部という名前を出された。そのときは素直にそう言われたと思う。しかしその後、営業部を出せば営業部のだれかがまた関係があるであろう、こう思われたのかどうか知りませんが、大久保さんだけにしぼっておる。そうじゃないのでしょう。相談されたのでしょう、社長室長としては。違いますか。
社長室長というのは、いわば社長の代理のような者ですね、外部から見ますと。したがって社長のあらゆること、表も裏もあなたは御存じのはずだ。その社長室長が領収証に自分の署名をするということは、いわば社長の代行行為と見られてもいたし方がない。それほどのトップの、あなたの会社としてはトップの機密事項をあなたと航空機関係の最高の責任者である大久保さんが相談した。社長に報告しなければならぬ事項ではないですか。社長に報告しましたか。
慎重なあなたが、この問題について独断で領収証のごときものにサインされるということは、外部のわれわれにはわからない。この件に限って、あなたはピーナツとかピーシズとかいうことは非常に異常であるとお考えになったと先ほど言われました。その異常なことを、社長やあるいは実権を持っておられた会長に御相談なさらずに署名をされることは、外部の者にはわかりませんよ。このことが社長に累が及ぶと考えなかったのですか。
この署名の件について、あなたはいかなる意味においてもロッキード社とは無関係である、このように考えておられますか。
あなたにこの署名をせしめた直接の使嗾者と申しますか、それを言うた人は大久保氏でしょう。ロッキード社はあなたの矢面に立っていないわけだ。大久保氏の言を信じてあなたは署名された。その意味合いで金品などを聞いているわけじゃない。あなたはその意味では、この署名したことについてはロッキード社とは無関係だと考えておられますか。
それでは署名をされたすべての原因は大久保氏にありとお考えですか。
社長室長にあった、いまや専務取締役が、同僚あるいは先輩かもしれませんが、その人の言を信じて署名をし、いまや会社に大変な迷惑をかけておる。そして、先ほど申されたように、ロッキード社は署名の件に関する限り無関係である、こうなりますと、あなたは大久保さんに対して何らかの対抗手段をとる意思がございますか。
道義的な意味では、社長室長としての機関にあるあなたはある種の背任的行為をされておるわけだ。その背任的行為をせしめた者は大久保氏でしょう。したがって、あなたは会社のためを思うならば、会社はいまや窮地に立ち至っておる、大久保氏がそういうことを持ってこなければ、社長室長であるあなたがやる必要はなかったはずである。その意味合いで、大久保氏に対して、会社のためにあなたは告訴するとかなんとかの手段をとるつもりか。それとも、いや、初めから共同謀議の人間であるから共同責任をとる、こういうおつもりですか。
終わります。
松尾証人は、先ほどP3Cの件に関し、現在の契約をなくすればこの問題はなくなると、その場で証言をされました。間違いございませんね。
もう一遍確認します。間違いございませんね。
その松尾証人の言われました現在の契約とは、どの契約を指すのですか。
ロッキードの契約の仕方は、基本契約を行う、そして丸紅、あなたの会社はいろいろな機種を手がけられる。その機種の手数料についてはそのたびごとにその手数料の額を定めますから、基本契約に対するアメンドメント、すなわち改正、修正を行ってきておる。これがあなたの会社が昭和三十年代の初め以来とってきたものだと、われわれは承知をいたしておる。相違ございませんか。
三つの契約は一つずつP3Cに関係があるのですか。
それではどの契約ですか。
それは何年度に結ばれた契約ですか。