世の中のことは、この人生にはすべて縁暈、実体のへりがございまして、その辺に人生の機微があるのかもしれません。政治にもそういうものがあり、外交にもそういうものがあるのかもしれませんが、大平外務大臣、私は台湾側の声明を読んで、これは結局のところ台湾は、自分のほうの飛行機が日本に行くことをやめると言い、日本側の飛行機があっち側に寄ることを認めない、こういうことを言ったわけですね。なぜ言うたと思いますか、あなたは。
世の中のことは、この人生にはすべて縁暈、実体のへりがございまして、その辺に人生の機微があるのかもしれません。政治にもそういうものがあり、外交にもそういうものがあるのかもしれませんが、大平外務大臣、私は台湾側の声明を読んで、これは結局のところ台湾は、自分のほうの飛行機が日本に行くことをやめると言い、日本側の飛行機があっち側に寄ることを認めない、こういうことを言ったわけですね。なぜ言うたと思いますか、あなたは。
あっちの原文に即しますと、こういっておるわけですね。「大平氏が発表した荒唐無稽の談話の中で、中華民国の国旗を否定し、わが国の尊厳と権益に重大な損害を与え、」とこうある。どうもこの文脈から申しますと、「中華民国の国旗を否定し、」と、こういうわけです。あなたが発表されました談話の中では、こう言っておられるわけですね。「台湾の航空機にある旗の標識をいわゆる国旗を示すものと認めていない」、こういうことがあなたの談話なんでございまして、この点がひっかかっているのじゃないかと私思いますが、あなたはどう思われますか。
飛行機にデザインをかいておるのは、どこの国の飛行機でもあることでございまして、あなたの談話にもございますように、中国政府が、日中国交回復後日本と台湾との間に航空機の行きかいのある事実は理解を示してきた。だから、何ら異議をさしはさまなかった。中国政府は、日本と台湾との関係は地域的民間の関係であるということを表明してまいりました。私も伺ってまいりましたが、そのことはあらゆる場合に明確にしてきたのでございまして、そこになぜ突然日本の外務大臣談話に――その台湾の飛行機に書いてあるデザイン、各国の航空機にその属している国の国旗みたいなものを書いてある飛行機もございますし、書いてない飛行機もございます。航空機というものは全部が全部その国の国籍を
まだ防衛庁長官等にも質問したいので、大平さん御苦悶の心はよくわかりますが、御答弁をひとつ最後のお気持ちのところだけ簡潔にお願いしたいのですけれども、あなた、これの報告の閣議の中で、これで日台路線が切れるかどうかということをほかの大臣が質問いたしましたら、神さんでなければわからぬ、こうおっしゃったようですが、ああいう談話を出してもまだつながると思っておられたのですか。あなたはそのとき神さまであったかどうかわかりませんが、どうですか。
問題は、中国側としましては、台湾に対し日本が国家として扱ってきた、その国家としての扱いはやめたということがきわめて明快にきちっと出るということが一番重要な点ではなかったかと思うのですね。そうしますと、あなたの声明の中でおっしゃっていることばを引用すれば、日台間の航空は地域的民間の航空往来である、そういう点の表現をきしりとすることによって問題が解決したのではなかったろうか。私から言わせますと、そこへ何も国旗などということばを言われなくてもよかったのではなかろうかと私は思います。またきょうの答弁でも、台湾のああいう行政の仕事をしている機関に対してオーソリティーということばを使われている。オーソリティーということばは日本語ではございません
さて運輸大臣にちょっと伺いたいのでございますが、わが国の港には、中華人民共和国の船もそれから台湾の船も来ておる。同じわが日本の港に、旗で申しますと青天白日旗と五星紅旗と掲げた船が同じように並んでおる光景が見られると思いますが、御存じですか。
その場合に、あとで中華人民共和国のほうの五星紅旗をつけた船が入ってくるとしまして、あそこに青天白日旗が見えるから追い出してくれというようなことはございませんね。
これは日本の入ってくるところが開港だからでございましょうね。そういうことを中国政府は事実関係として認めておる。そして日本と台湾との事実関係をまた認めておる状態である。私はその意味合いで大平大臣がことばをいろいろ苦労されたと思いますが、国旗などということばをお発しになったことはきわめて重大な問題ではなかったろうかと私は評価をいたしております。これは私の評価でございますから。 さて、時間がございませんから進めまして、あっち側の声明に、台北のFIR、すなわち飛行情報区ですか、それに入って来たらあっち側の関係規則で何とかする、こういうことが書いてあるのでございますが、どうされるのですか、運輸大臣。
もう一ぺん言います。いまの時間ちょっと延長してくださいね、十分聞いておられぬのですから。 台北のFIR、すなわち飛行情報区にわがほうの航空機が入った場合には、あちらの声明によりますと、あっち側の関係規則で処置するようなことが書いてあるのでございまして、そうすると、われわれの航空機はあっち側のFIRの線の中に入りますよ、与那国がございますからね。どうされるのですか。
北京にある政権を中国の代表政権、すなわち中華人民共和国でございますが、これを承認し、台湾を承認していない国の航空機が台北のFIRを通過していると思いますが、そういう飛行機に対して日本と同じようなことをやっていますか。
差別待遇ですね、運輸大臣。わが国の航空機だけはそうやられて、ほかの中国と国交のある航空機が台北FIRを通過しても何もしないというのですから、これは国際問題として大平大臣どう思われますか。
防衛庁長官、ADIZ、防空識別圏が、アメリカがこの辺におりましたときにきっちり使った残滓がまだ残っておるのでございますが、与那国島のまん中を南北に走っておるわけですね。与那国島は言うまでもなく沖繩県の一島であって、わが国の領土である。この防空識別圏をわが国の領土である与那国島の以西、西まで広げる御意思はございませんか。
長い答弁をいただきましたが、もう一ぺん、最後のところだけでいいのですが、これは自衛隊法八十四条で、あなたの権限、内閣が認めればできることですね。いままでアメリカが根を張っておりましたので、何かこうきっちり線で分かれておったようですが、与那国以西、少なくともあなたの権限内にあるわが国の領土、領空を守るのは防衛庁長官の責務だ。だから西へ広げますね。そのことだけお答え願いたい。
もう一つ、山中防衛庁長官に伺いたいのですが、この防空識別圏が交錯したところで別段防空識別圏の設定は各国それぞれの問題でございまして、わが国の安全保障上それでどうかなるものではございません。日中航空協定の締結にあたって、防衛上ゆゆしき重大問題が発生するかのごとき議論があちこちにございました。防衛庁長官といたしましては、日中国交回復というあの事件で問題が変わり、私どもは安保条約は変質したと考えておりますが、この日中航空協定が締結され、早期にわが国会で批准を受けると思いますが、あなたは、その前とあととで、防衛庁長官として非常に任務が変わったとお考えになりますか、同じことだとお考えになりますか。
質問を終わります。
労働大臣にお伺いいたします。 この案件がもし批准をされるといたしますと、ILO条約の日本の条約批准数は三十二にのぼると思うのです。加盟百二十四の国がございますけれども、批准した数の順番は何番目ぐらいですか。
だいぶ上がってまいりましたが、わが国は貿易国、すなわち労働行為を通じて世界経済に接触しているわけでございますから、よその国から見ますと先進工業国、こう見えますね。そうしますと、ILOで論議され、ILOの段階ではやろうじゃないかといったものについて五十四番目ということは誇るべきことと思われますか、それともそうではないと思われますか。
ILOの常任理事国が批准しておる条約数の平均は四十六だと聞いておりますが、先ほど大臣が言われましたように三十二というのはこれにもまだ近づかない。先般原健三郎氏が労働大臣の時代に、政府、使用者、労働者の三者構成で批准促進の委員会をつくって、せめてILOの常任理事国の批准数ぐらいやろうではないか、こういうことを申された。また事務当局に対しましては、どうやったらできるのか、総点検をやれというような話を聞きましたが、それからだいぶ年月がたっておりますが、どうなっておりますか。
先般齋藤厚生大臣が、社会保障の最低基準に関する条約、すなわちILOの第百二号条約について、これは早く批准すべきものである、こういうことを国会で申されたのでございますけれども、労働大臣はどういう御感覚でございますか。
社会保障の話でございますから、所管は厚生省でございましょうが、外務省は一体どういうつもりでこれを見ておるのですか。