防衛問題というのは待ったなしなんですね。起こらぬときはまあまあ、ぬるま湯みたいなものですよ。しかし、ほんとうに起こった場合には何ともならぬ。私は先ほど有事即応ということばで申し上げたのは、そういうものであるから、いつでも力が発揮できる状態にしておかなければならぬ。これは昔の戦争と違いまして、きわめてスピードの早い兵器が使用せられているときには勝負は早いですよ。最近のイスラエル・アラブ戦争でも、パキスタン・インド戦争でもきわめて早い。早くなったという意味合いをやはり考えざるを得ない。戦争は望むものではございません。しかしながら、国際情勢の変化、わが国の周辺の力関係の変化において、われわれが裸の状態でそういう変化のまっただ中にさらされる
