それはあなた、民法を持ち出したら、そしたら逆に今度は国のほうが更正決定した場合にも——何も納税者は初めから少なくするつもりでない。大体更正申告している者は、あるいは更正決定の対象になるような納税者はみな犯意があって、ケモノへんか何かわからぬけれども、故意があってやっているのだということになると、みな二銭つけるわけですね。そうでなく一生懸命やっているけれども、いまの税法で自分の力で申告する者はたいへんなもんです。わかりゃしませんよ。何が所得控除やら何が税額控除やら、二十幾種類もある税額控除の中で、自分の所得は何に該当するか、国民が全部判断できると思ったら大間違い。優秀なる大蔵省の皆さんが知恵をしぼって公平だといってつくった税制でしょう
