上陸作戦に使用する、すなわち戦闘用意を整えたる部隊のおる基地は攻撃基地です。 次、沖繩には第七心理作戦部隊がおる。これの現在果たしておる主たる任務は、航空機に宣伝ビラ等を載せて、北朝鮮に向けて宣伝パンフレット、ビラを風に乗せて送っておる。すなわち、これは一種の心理作戦における攻撃部隊である。この部隊のおる基地は攻撃基地であると私は思うが防衛庁長官はどう思うか、伺いたい。
上陸作戦に使用する、すなわち戦闘用意を整えたる部隊のおる基地は攻撃基地です。 次、沖繩には第七心理作戦部隊がおる。これの現在果たしておる主たる任務は、航空機に宣伝ビラ等を載せて、北朝鮮に向けて宣伝パンフレット、ビラを風に乗せて送っておる。すなわち、これは一種の心理作戦における攻撃部隊である。この部隊のおる基地は攻撃基地であると私は思うが防衛庁長官はどう思うか、伺いたい。
外務大臣、いま私は沖繩の基地の主たるものについて、攻撃基地である性格を問いただしましたところ、政府はこれを攻撃的な基地であるということを認めました。 さてそこで、この同様な機能を持つアメリカ部隊が日本基地にやってくるということになりますと、現行の安保条約第六条にかかわる事前協議事項に該当すると私は思いますが、あなたはどう思いますか。
あまり足踏みをしたくないのですが、この場合配置ですね。沖繩におる部隊は攻撃用の任務を帯びた部隊であるということは、防衛庁は認められた。その部隊がわが本土の軍事基地にやってくるという場合には、配備の変更でしょう。それなら事前協議の対象になると私は思いますが、どう思いますか。
それが来るということ自体が、配置の変更になるはずだと私は思う。あなたはそれが来るといっても、それからもう一ぺん配置の変更になるかどうか、こう言うのだけれども、そうではないでしょう。配置の変更になるでしょう。こういう任務を帯びた部隊が日本の本土の基地に入りたい、こういうことを言ってくれば、当然じゃありませんか。お答え願いたい。
いままでの配置の変更というのは、陸については一個師団以上であるとか、海については何とか機動部隊以上であるとかいうような言い方である。そうではない、現実の作戦に使われておる、沖繩の基地にいまアメリカ軍が展開をいたしておる、そのものが入る場合には、逆に言いますと、沖繩の返還があった場合には、この基地はその任務でアメリカが使おうとするんだ。だから、私はあなたにいま事前協議の対象になるかと聞いておる。この問題としてお答え願いたい。従来までの解釈は別。
外務大臣、事前協議の対象になる事項であるならばとあなたはおっしゃる。いまの時点で、判断として、これは事前協議の対象になるとお考えになりますか、なりませんか。
いま同じ政府の防衛庁が、この基地は攻撃用の基地だ、そうしてその任務を認めた。そのものが、もし本土にアメリカ側がそれの配置を求めてきた場合に、もう一度それが事前協議の対象になるかどうかを考えるというのでは、おかしいじゃないですか。いまわれわれが一生懸命考えているのは、いまの沖繩の基地を一体政府はどう考えているかということを知りたい。その意味でお伺いしておるのです。
まことにお答えは不十分だけれども、ひとつそれはそのままおいておきまして、次に進みます。 佐藤総理は、この予算委員会で、沖繩の基地の性格について防衛的な基地である、攻撃基地ではございませんということを二回にわたって申しました。防衛庁長官は攻撃基地であることをお認めになった。同じ政府で総理大臣の言うことと防衛庁長官の言うことと違いますね。防衛庁長官、総理の判断は間違ってますか。
あなた、抑止力の概念と防御の概念とをわざと混同しておっしゃるようでは、問題がこんがらがりますよ。抑止というのは——もし抑止ということばと防御とが同一だなんと言うのなら、あなたにはアメリカ大陸にあるミニットマンの基地は、あれは防御基地ですか。西太平洋に配置されておるポラリス潜水艦、それは防御用のものですか。お答え願いたい。
防衛庁長官が総理の意思をそんたくしても、一ぺん総理に来てもらわぬとわかりませんね。防御基地といえば防御基地、攻撃基地といえば攻撃基地だ。抑止力というのは、その本体が攻撃基地なんです。攻撃用の兵器を持っておるということが、核戦略時代においては抑止力として通ずるであろう。全然話が違うわけです。これは防衛庁長官がそんたくしてもわかりませんから、委員長、適当な機会に総理の答弁を私はこの件について求めます。委員長はどう処置されますか。
委員長、いまあなたのおっしゃったことは、私に発言を許すということですね。
許すか許さぬかわからぬなら、引き下がるわけにはまいらぬ。総理を呼んでください。明らかに同じ内閣で防衛庁と意見が違うじゃありませんか。沖繩の基地の性格は重大な問題だ。総理を呼んでください。
それでは、この問題についてはわざわざ総理の御出席をわずらわすことは、私も差し控えておきます。委員長のおっしゃったとおり執行してください。 さて、現在明らかになりましたように、沖繩の基地は、その主たる任務を攻撃的にアメリカ側は使用しようと考えている。わが本土におきます基地は、アメリカの判断によりますと、その主たる任務は補給ないしは訓練であるといわれておる。そうしますと、沖繩の基地とわが本土にあります米軍基地とは、その主たる任務において性格は異なると私は判断をいたしますが、政府はどう判断されるか、外務大臣。
外務大臣の御答弁は、非常に慎重なんだ。ところが、あなたのほうの外務省の内部では、沖繩の基地というのは朝鮮半島や台湾地域に対してきわめて大きな攻撃用の支援基地としてアメリカは考えておるということを前提にして、基地返還時における沖繩の基地の態様については、少なくとも朝鮮半島や台湾地区に対して自由な行動ができるような形でまとめたい、何かそういうことを総理大臣も国府の大使に申し述べたがごときことが伝えられております。それではあなたの言っていることとあなたの中でやっていることと違うじゃありませんか。いまの沖繩のこういう基地を、そのまま何らかの形であなたは沖繩返還時のアメリカの沖繩の基地について認めようなんていうような魂胆があるのですか。
あなたは慎重というけれども、ぼろぼろ何べんも出ていますよね。外務省の有力筋によればとか、あるいはまた外務省のあるところでは——そういう世論操作は、下田さんの問題も同様の問題なんです。下田大使という一個人の見解ではないが、外務省筋といえば、あなたの所轄下においてそういうような企てがあると国民は承知せざるを得ない。そういう悪質な世論指導はやめてもらいたい。外務大臣、答弁。
沖繩の基地が、沖繩の施政権返還が行なわれた場合、もしわが国がアメリカとの間の安保条約下にあった場合、いまわが国がアメリカと結んでいる地位協定は沖繩の基地に対して適用されますか、伺いたい。
ひっかかるわけじゃありませんが、また特別の取りきめをしない限においては、それを言われますと、これを聞いている国民は、特別の取りきめをする魂胆だというふうにとりますよ。そうとっていいですか。
その普通の場合でなければという前提をいつもつけておるところが、政府の本心だ。われわれはそう思いますよ。いけません、それは。 ところで、本土並みということについて、もう少しこれは詰めなくてはならぬ問題がある。現在の沖繩におきます米軍の基地、これは沖繩における国有地、県有地、私有地、いろいろ所有権の形態は違いますが、アメリカがこれを使っておる。その使う使い方について、たとえば琉球政府との間に、あるいはまた個人との間に、どういう契約関係になっておるか。一番のポイントは、わが国の本土の場合には、防衛施設庁が窓口になって契約を取りかわしておる。沖繩はそうではないわけだ。本土並みというならば本土におけるごとく、少なくともこれから一体化をはか
あなたの政府は本土と沖繩の一体化ということを打ち出しておる。一体化という問題は、社会福祉や教育の施設や、それも重要でしょうが、一番重要なことは、基地によって沖繩県民が受けている人権侵害の事実だ。したがって、われわれは、基地というものをもっと制限して、アメリカの占領下といえどもそれをやることは日本政府の任務だと思う。しかるに、アメリカが占領ということを理由にして沖繩の基地を使用しておる状態について、琉球政府も知らなければ日本政府も知らない、こういう状態が続いたのでは、一体化ということは言えないと思う。この点について努力をすることは当然だと私は思います。外務大臣と総理府長官、答弁。
外務大臣は、私の言うことに趣旨は同感だと言っている。総理府長官は、同じ政府の一部局でありながら、この問題は所管外であって全然考えない、こういうことですね。おかしい話だ。まあこれもまた総理大臣に聞かぬとわかりませんがね。 しかしながら外務大臣、問題点は、たとえば国有地、県有地の問題、水面使用の問題、さらにまた道路の問題これが本土の米軍基地とは全然違った態様で沖繩があるんだ、そのあることがきわめて沖繩県民に対して日常生活に不便を与えている、この事実は外務大臣お認めになりますか。