中曽根総理がこの為替相場に関して国会で発言をされてこられたのを注意深く読んでみますと、あなたはなかなか円高不況というのをお認めにならぬような姿勢ですね。昨年の九月なんかも本院の本会議で、「個人消費の促進を図るためにも、この円高等による差益の還元を円滑に進めることが」必要だ、何か円高が我が国経済にプラス面だけがあるような雰囲気を与えられておる。円高によってえらく今、産業がやられているんだ、えらいことだ、おれは責任を感じているというようなことは余り出てこないのですな。 そこで、しかしながら、まさにこの円高によりまして、四割になんなんとするここ一年半の円高によって、円高差益は少しはやはり個人の生活に響きつつある。しかし、目に見えて響い
