この際、この間の経緯を一つあなたがのみ込んでいただかなければ、この法律に対する基本的な考え方も生まれて来ないと思いますので、その事情を私の方から申し上げておきますが、十年ほど前にいろいろな事件が起こりました。その事件に対して法律をもってこれを取り締まろうということをやれば、確かに日本国憲法に違反する疑いがある。そこで、法律という形を持たずして、各地方団体に対して、条例の形でこれを規定せよということを、その当時のおそらくは占領しておった軍隊、進駐軍と言ったかと思いますが、そういう方面の大きな示唆があった。私はその当時京都市におりましたけれども、明らかにそのときに彼らがやって来て、これを制定せよという大きな示唆を受けた。われわれが心配し
