私自身は、このエネルギー情勢の先行きに決して楽観的な見通しをしておったものではありません。これはIEAの事務者レベルの会合において、先行きは非常にむずかしい、不安定要素が多いからエネルギーの供給は困難になる、こういう見通しはもうすでに昨年から立っておるのですね。ただ、冷静に対応をしょう。前回の石油ショックであわてて一番ばかをみたのは、本来一番尊重さるべき消費者じゃないか。その消費者である顧客がばかをみて、産油国及び石油関連業者が利得を得たというようなこの愚を繰り返してはならない、こういう取り決めがあったわけであります。したがいまして、私ども腹の中では厳しい情勢は十分認識しながら、やはりまたパニック的な状況が起こるようなことは極力避け
