非常に先を御案じになりましたいい御意見を拝聴いたしました。ただいま私が申し上げましたのは、現状においてこの程度であるということを申し上げたのでありまして、今日でも文化財保護のために古典に通暁した修養を持っているりっぱな人をほしいということは事実であります。現状におきましてはそういうふうな保護といいますか、そういうふうな学徒の養成にまで何か力を入れるということは、文化財保護委員会といたしましては少し行き過ぎになるのではないかと考えます。現状におきましては、たとえば大学なり——多くは大学でありますが、という特殊の研究をした人が、文化財保護委員会の職員として仕事に入ってくる。しかしこれは学校でその研究した、あるいは教わったというような程度
