国債についての評価をどう考えるかということがその前提になると思うのですが、私は国債について非常に誤解があると思うのです。昭和五十九年度末、来年三月における国債の残高が百二十兆になる。これは大変なことだということで、大変だ大変だという議論が多いのですけれども、これが本当に大変で、しかも国債を発行したことが何か罪悪のように評価される向きもありますが、これは私は行き過ぎだ、このように思います。 国債の増発を始めましたのは昭和五十年から五十九年まで十年間でありまして、当時は残高が約十兆でございましたが、この十年間に百十兆ばかり増発いたしましたので百二十兆ということになったのであります。しかし、この間GNPは二倍以上にふえております。国民
