御意見と見解があるいはわかれるかと思いますけれども、私どもはできるだけ政府なり国の財政による金融機関への援助あるいは救済ということはしないような事態に持つて行くべきだと考えます。従つて金融機関の内容はできるだけ堅実にしなければならぬ。一例をあげて言いますと、戦争前には普通の銀行で準備金、自己資本というものが大体一億数千万円あつた、現在のいろいろな指数から見ますると、大体三百億程度のものになる。現在では一番大きい銀行でわずかに六、七十億程度の自己資本である。そういつた点から見ましても、さらに経済界の変動に処して十分に耐え得るように、金融機関の内容を堅実にして行かなければならぬと思います。せつかくの御見解ではありますけれども、私は先生の
