造船の問題に関連してちよつと聞いておきたいのは、日本のこの鉄鋼価格が高いということから、日本の船の輸出ということが困難な情勢にあるということは、これはもう誰しも認めざるを得ない点だと思う。例えば一つの例を申しても、経済審議庁が調査したもので、日米の物価比較を見てみると、今年の八月の数字ですが、薄鋼板が日本ではトン当り六千三百三十三円というふうになつているが、アメリカではトン当り二万九千九百五十九円で、アメリカの価格を一〇〇とすれば日本の価格は二一八、二倍以上です。こういうようなものが一つの例として考えられる。で、今鉄鋼業の合理化によつて鉄鋼価格の引下げをやつて行くのだ、而も合理化によつて期待できるのはどれだけであるか、二割だ、二割の
