はい。
はい。
先ほど申し上げました通り、そういう気持で私が仕事をやりましたのですが、理事長という字だけでありまして、一般でいう代表権もなければ発言権もない。自由にたくさんの判こを持つておつて理事会もやる、書類もつくつておられるような者と一緒には歩くことができないから、磯川君わかれたい、わかれようということで、全部それを出しきらぬうちにわかれる了解がついて、別な第二の私対聖十字学園の契約ができたのであります。
先ほども一部申し上げましたが、聖十字学園の、要するに寄付行為とか理事会とかいうものは、磯川さん一人でやつておりました。実際おはずかしいのですが、財団法人のそういう性格というものを私はほんとうに知りませんでした。そのためにまかせ放しにしておきまして、そういうわかれ話が出ましたときも、磯川さんは財団法人の代表者として調印して、立てかえ分の清算として物は持つて行く。あとまだ六百万円ほどの貸しがあります。金は一銭も返してくれません。それも返す返すと言うて返さない。また返すというような契約も、ちやんと財団法人の代表者がつくれば私はそれでいいんだ、こういうような何で、法的なことに対して無知であつたことを明らかに申し上げておきます。
財産申告をやりました。
実は私の事業は会社が新橋の方は合資会社新生社、やはり個人会社でございます。それからセントラル・ビルのインドネシア会館というのもまた合資会社でありますが、まあ同族会社でございます。そのほか合資会社丸和商会、秋田の本荘で製材、木工をやつております。現在は東京へ移転しております。それから錦糸町の駅前に錦糸会館という旅館をやつております。また堀留のビルの地下室で飲食店をやつております。新橋には貸事務所並びに自分の事務所を持つております。それから上つた収益を財団法人聖十字学園にかけたことは、財産申告よりよほどあとのことであります。それらの各所から上つた金を、一割じやない、磯川さんにせかれるものですから、みんな出してやつてそこまでやつたのであり
個人といたしましては、幾ばくでもなかつたように記憶しております。百万円ぐらいの財産だつたと思いますが、はつきりしておりません。
先ほど申し上げました通り、百万円は私個人であります。磯川氏に出しました金の出どころは、一割出せばそんな金額になりませんが、磯川氏が建設を急ぐために、各私の関係会社の代表社員が私になつておるものですから、ある程度自由になつたので、その会社の金も、新橋の新生社、マーケツトでもその金を出して、あそこへつぎ込む。セントラルビルの貸部屋は、権利金が一部屋十坪ぐらいで二十万ないし三十万入つて来る。その一割といえば二万円か三万円でありますが、磯川氏から急がれたり助けてくれと言われるものですから、二十万、五十万、百万と、各所にある私の会社の事業資金を、みなあそこへかけてやつたのであります。そういう筋合いでございまして、百万円の財産を出したということ
そうです。一般に理事長というと、代表権があるものと思つておつたのでありますが、しかるに聖十字学園の理事長は、代表権もなければ発言権もない。
理事長じやありません。
役など何もしていないのであります。御質問になる理事長というのは、代表権のある理事長という御質問じやないのでございましようか。そうでない理事長でしたら、そういう辞令は磯川氏からいただいていたことは事実であります。そういうふうな目にあつた……。
それは法的によくわかりませんから、お答えいたしかねます。
先ほども申し上げておはずかしい次第ですが、理事長というのはどこでも代表権がある。ところがそれを読んでいただくとわかりますが、理事長は理事でもない、理事長というような、代表権も何もない、ただ園長を補佐すると書いてある。
條文は私読んでいなかつたのです。いろいろな問題が起つて、磯川氏とわかれようという話が出たときに、それを読んで気がついた。
代理も何もしませんでした。
それに疑問を生じたのでやめた。
世間に通らない、そういうことは。
理事長といいますと、みな事業の運営の相談にあずかつたり、あるいは代表権があるのが普通なんですけれども、やめさせることも磯川さんの自由であり、そういう怪しい立場の理事長なんというのはおそらくないとほかの方から注意されまして、それでいや気がさしました。
そういう理事長はほかにないそうです。
あとから見たのです。それでいやになつてやめたのです。そんな理事長は日本中ないそうです。
仕事のしようがありませんじやないでしようか。その規定では代表権がないのですから、理事長で………。