さぞかしおつらかろうと私も同情しておるわけであります。しかし、総理というのは私は孤独なものだと思う。そして、アメリカから時々無法な要求が来たときに、はね返す役は結局は総理大臣一人に課せられてしまう。それはできません、自衛隊を出す、無理ですと言わなきゃならない。それは総理大臣としていろんな職務はあるけれども、身を削ってもできぬことはできぬと大声で言わなきゃならぬところがあるなと私は思うのですね。 私は、今度一番総理が難しかった仕事は、アメリカに対して自衛隊はそう簡単に使えませんよという説明だったと思う。それは事実上不可能に近いほどのすごい圧力がその総理の小さい体の上にどっかりかかったのは、もう目に見えておる。総理はその何百トンの圧
