これは、発端は、昨年の十月にネール首相が東京へ来られましたときに、岸総理との間で共同声名が発表されまして、そのうちの一項として、日本側がインドの第二次五カ年計画の遂行を援助するために、円借款を供与する用意があるということが合意されたわけであります。それに基きまして、本年の一月に向う側から代表団が参りまして、日本政府との間に交渉いたしまして、了解が成立したわけでございます。その大要は共同声明という形でもって発表されておりまして、これは資料として差し上げてある通りでございます。 しかし、この共同声明と申しますのは、政府間の約束という形ではございません。実際の約束は、インド政府と日本の輸出入銀行との間で定められるということになっており
