つまり、このISDSを織り込むことで重要なことは、自国の政策を保護することと、国の政策の裁量を確保すること、それから自国への投資が促進されてさまざまな経済的なメリットが得られることのバランスが非常に重要ではないかというふうに思料するわけですね。 そういうふうに考えてみますと、やはりどこの国ともこのようなISDSをセットすることによって、双方の国家間の利益、メリットとデメリットのバランスの調整がうまくとれている、それが、今まで紛争の解決の手続をとらなかった、とってこなかったという背景にあらわれているのではないかと思います。 投資関連協定の現状を見てみますと、一方で、例えば、投資章を含むEPAを締結しておりますフィリピンあるいは
