さっきから官房長官のお話もありましたように、私は委員会でも申し上げましたが、ミスター人権だと言って自負しておりました。それだけに、六年ぶりに私の在任中に人事院勧告というものを大変尊重して、そして完全実施をやってみたい、こういうふうに考えたんです。その背景を言いますと、非常に難しかった。閣僚の中でも完全実施反対論者がやっぱりかなりおりましたことは事実です。政府与党首脳会議でも真っ向から、今の財政事情を考え、そして鉄鋼、造船それから石炭、そういう民間の企業の中で容赦なしに首切りが始まっておる、そういう中で国家公務員だけが比較的安定して、そしてまた、ベースアップがされていくというのはいかがなものかという、そういう意見がありました。それは閣
