総括は、これ私は、総理、九回目をやるんです、連続して九年目になる。非常にありがたいことだと思いますが、最近の国会論議を聞いておって、本当にこんなことで国がもつのかなという気がいたします。 そこで、ひとつ——ことし七十歳になられたそうですね、おめでとうございます。早速、七十歳になられた、非常に読書力を持っておる総理でございますので、学力テストをいたしますので、これをひとつ読んでください。(資料を手渡す)立ってどうぞ。それは防衛に非常に関係のある地点ですから、どうぞ読んでください。
総括は、これ私は、総理、九回目をやるんです、連続して九年目になる。非常にありがたいことだと思いますが、最近の国会論議を聞いておって、本当にこんなことで国がもつのかなという気がいたします。 そこで、ひとつ——ことし七十歳になられたそうですね、おめでとうございます。早速、七十歳になられた、非常に読書力を持っておる総理でございますので、学力テストをいたしますので、これをひとつ読んでください。(資料を手渡す)立ってどうぞ。それは防衛に非常に関係のある地点ですから、どうぞ読んでください。
そうすると、外務大臣、あんた読んでみなさい、総理からもらって。
防衛局長。これは非常に大事なことなんです。こんなものでわからぬ——そんなところでカンニングする必要あるかい。カンニングしたらだめだよ、堂々と読みなさい。こんなもの読めなくって防衛なんかできるはずがないんですよ、北海道なんかみな捨てなきゃいかぬ。こんなもの読めないでね、だから私は言うんですよ。読んでみなさい。
あんたはね……
あんたは十点満点のところ八点だ。 これは、総理ね、なぜ私がそういうことを言うかというと、後で——これちょっと上げてください。(図表掲示)ここが枝幸なんです、枝幸。それでこっちがサロベツ原野。こっちが一番最初の標津、これは予想される上陸地点ですよ。これが厚床、ここが厚岸湾、これは日本艦隊が出ていったところ。こういうふうにこれは全部防衛に関係のあるところなんです。それを防衛局長があすこでカンニングせなけりゃ読めないというふうな状態の中で日本の安全保障があるのかないのかということを言いたい。総理に防衛庁が、ユニホームの連中が一言も相談していないから、こういうことになる。外務大臣もこういうことを全然知らない。そして、やれ日米安保がどうだ
外務大臣。
そこで、このいわゆる国防論議、いわゆる安全保障論議で一つ一つごく簡単に聞いていきますから、簡単に答えてください。 いままで、総理、この国会の論議を見ていますと法律論なんですね。そうして安保条約と行政協定がどうか、その中で米国が違反しておるかどうか、それから政府の責任はと。法律、法規を守らせておけば国の安全保障があるような論議ばっかりです。こういうことでいいのか、軍事は汚いものだとダブー視しておる、そういうことでいいと思いますか。
二番目に、総理、米軍と自衛隊、これが防衛論議の主たるものですよ。その中で日韓だとか米韓だとかいうことが論議されたことがある。ところが、安全保障というのは、対象国になるその国の兵器、軍事の展開、戦略、そういうもので変わってくるんですね。そういうものはちっとも触れないじゃないですか。そして米国の原潜が来たら大問題になる、エンタープライズが来たら大騒ぎになる。対象国の原潜の動きだとか飛行機の動き、偵察機の動き、こんなものはちっとも論議にならない。このような状態のこの国会をどう思いますか。
いままでこういう論議に出くわしたことあるのですか。
そこで、あなたの前任者の福田総理のとき、私はここで、この衆参両方の国会論議を通じて聞いておると、私自身の見解だが、国会を開くたびに国力は低下する、ぼくはこう言った。そして福田総理にあなたの見解はと言ったら、会議録にちゃんと載っておりますが、そのことは十分理解できると、こう言っておる。あなたはどう思います。
そうしたら聞きますがね、あなたは、去年のここで私の質問に対して——海上輸送の問題で、いわゆる海上有事の際どうするんだと言って突っ込んでいった。あなたは、ここに書いてあるが、これは「閣議にかけるにつきまして」も用意しなきゃいかぬとか、「私自身が政府部内で検討さしていただきまして、あなたの言われる趣旨をもう少し」生かしていきたい、こう答弁していますが、その後何もやってないじゃないですか。やったですか。
いままで何もなかったからうまくいったんですよ。しかし、政治家というのは常に先見性を持たなきゃならぬことは、あなた了解するでしょう。どういうときにどういうふうにせなければいかぬかということを考えるのが総理じゃないですか。 運輸大臣、済みませんが、あなた入閣して、海洋有事の際に総理からどうせいこうせいという指図があったか答えてください。
農林大臣、国家有事の際の食糧の問題について相談がありましたか、正直に答えてください。
だれに聞くかな、厚生大臣でいい。厚生大臣、その後総理から相談があったかどうか。
総理ね、私は去年やかましく執拗に食い下がったわね。それは三木さんのときからこれは始まったんです。三木さんもやりますと言った、福田さんもやりますと言った、あなたもやりますと言った。皆自由民主党の総裁であり総理じゃないですか。三百二十万党員を抱えて何にもしないとはどういうことなんです。
閣議の中で何かこれに対応するというような考えはないですか。
海洋有事の際の、少なくとも南方ルートがやられたというときには、油の備蓄はどうするとか、それから船団の組み方はどうするとか、それから退避航路の設定はどうするとか、私はもうしょっちゅう言うておる。一回だってこたえたことないじゃないか。これが自由民主党の政府か。私も自由民主党の党員だけれども、余りにも情けない。そろそろやったらどうか。
総理、国民は、あなたがそんなことを言ったって、それは逃げの答弁としか思わないんですよ。きのう、ここでわれわれが野菜の話を聞いておって、前にいる閣僚に失礼ですけれども、一回野菜で値踏みをしてみたらどうだと言ったら、大平総理はコンニャクということになったんだ。それほど答弁がまともじゃないんです、あなたは。真正面から組んで答弁すべきです。もうそんな事態じゃないです、世界は。それだけにぼくらが心配しているから言うんです。何もあなたを責めるんじゃないんです、個人的に責めるんじゃない。しかし、日本の国が大変な状態に置かれておるから、これからそういう有事の際には少なくとも一億一千万の日本人の生活というもの、そういうものをどうしていくのだという最低
世界と比較して、総理、こんなに悠長な国は日本しかないですね、ほかに日本のような国がありますか。 外務大臣、答えてください。こういう安全保障の問題でこれだけのんびりした国はどこにありますか。
まさしくそのとおり。ぼくはコスタリカの大統領就任式に特派大使で行った、それでよくわかる。あすこは軍がない、勲章もない。しかし、向こうの警察は軍以上にしっかりしておるのだ。そして自分の国は現在の警察力できちっと守る。デモを一つやったらデモ隊に対して機関銃を発砲するんだから、自衛隊と全然違うよ、自衛隊なんかとてもようやらぬじゃないか。どうなんだ。