それだから対策が進まなかったんですね。いま長官も四、五万人はチェーンソーを使っているだろうと、民間で。ですから、国有林で振動病が発生している比率で換算してみると、二万とか三万ぐらいは振動病にかかっている者があるんじゃないかと推定はできると思うのですね。ですから、そのくらいの数を把握しないで対策というものが進むはずがないということです。 それから、私たちは一番対策のおくれている理由として、不安定雇用のいまの体系といいますか、いまの体制ですね、それが一番の理由じゃないかと思うのです。それは異常を感じて、そして治療の必要があっても、治療どころか健康診断も受けられない、そういう状況なんですね。だから、それというのも、もう御存じのことです
