いずれにしてもことしも、主食用は別だと言われますけれども、かなりタイトな需給状況であることは間違いがありませんし、また、来年になると非常にさらにそういうおそれも出てくるわけであります。しかも、天候のことも言われますけれども、昨年の作況は九六で、そんなに予想外のひどい凶作ということではありません。そういう点から見ますと、やはり需給計画、生産計画そのものが非常にぎりぎりのところで立てられておるということは否めないと思うのですが、この点はいかがですか。
いずれにしてもことしも、主食用は別だと言われますけれども、かなりタイトな需給状況であることは間違いがありませんし、また、来年になると非常にさらにそういうおそれも出てくるわけであります。しかも、天候のことも言われますけれども、昨年の作況は九六で、そんなに予想外のひどい凶作ということではありません。そういう点から見ますと、やはり需給計画、生産計画そのものが非常にぎりぎりのところで立てられておるということは否めないと思うのですが、この点はいかがですか。
やはり持ち越す量にしても非常に少ないし、また早場米を先食いしなくてはならない。こういうぎりぎりの計画を立てる理由は何なのですか。
不作といいましても、四年前の作況は八七ですか、非常に悪かったわけです。その後五十六年は九六、それからずっと九六が続いておるわけです。四年間手をこまねいておるという必要はないわけで、悪ければ若干手直しをしてややゆとりのある計画を立てるべきだと思うのですが、それはどうなのですか。
私は、その背景としてあるものはやはり財政事情ではないかと思うのです。過剰米というものが大量に出て、それは全部処理するのに二兆円を超える財政負担がかかっておる。それから、今までは多少とも過剰米が残っておる。それから、そういう財政的な面からできるだけぎりぎりの生産計画を組もうというような意図があったのではないかと思いますが、いかがですか。
私は、やはり過剰米の失敗に懲りて、あつものに懲りてなますを吹くといいますか、ややそういう嫌いがあったのではないかと思うのです。 それと、計画に幾らか余裕を持たせて平年作を常に想定しておるというのはちょっと甘いと思います。やはりやや不良ぐらいあり得るわけですから、それぐらいを想定して計画を組むべきではないかと思います。もっとも、幾らか余裕を持った計画だといいましても、余り持ち過ぎるとまた過剰米ができるというおそれもあるわけでありますから、適正な幅というのは大体どれぐらいのところに置けばいいと思われますか。
安定供給のための必要な備蓄の水準はどの程度と考えられますか。
備蓄の問題で、今のは安定供給のために必要な備蓄という考え方ですけれども、もう一つ食糧の安全保障といいますか、万が一不時の事態が起こった場合に食糧を確保するといった観点からの備蓄についてはどう考えられますか。
そうすると、現在のところは全くこれに対する対策は考えていないということですか。
次に、最近やはり米の需給逼迫を反映して自由米の相場が上昇しておるということが報道されておりますけれども、実態はどうですか。
もし、ことしの天候が不順で、ことしもかなり作況が悪かった場合には、やはり米の需給がさらに逼迫するおそれがある。そうなると、それを見越して仮需要が起きる。そして、こういう自由相場がさらに暴騰する可能性もある。こういうものに対する対策は考えておられますか。
その程度のことでおさまれば結構だと思いますけれども、おさまらない場合もあり得ると思うのです、最悪の場合は。その場合はどういう対策を立てられますか。
今回、韓国から輸入する米は加工用であって、主食用には回さないということでありますけれども、韓国にはまだ貸しておる残があるわけです。これも一つの安全弁として使うことはあり得るわけですか。
国内で需給がバランスする限りはもちろんこういうことをする必要ないわけでありまして、私が言っているのは、国内の需給のバランスが崩れた場合、一つの安全弁としてそういう可能性があるのかということを聞いたわけであります。 さらに、他用途米という制度を導入したわけでありますけれども、これもいざ主食用が足りないというときには主食用に回すという一つの安全弁に使えるわけです。これもそういうことはあり得るわけですか。
建前はそのとおりなのですけれども、やはり相手が農産物ですから、これは非常にいろいろなことが起こるということがあるわけで、いざという場合の安全弁というものを持っておかないといかぬと思うのです。輸入も一つの安全弁でしょうけれども、これはなかなかそう簡単にはやれない。そうすると、それにかわるものとして、余ったときに米をどこかに貸しておいて、足らぬときに返してもらうというのも一つの方法だと思うのです。それから、他用途米も十分そういうときの代用はなり得るわけです。そういうものを周辺に持っておかないと、なかなかうまくいかないのじゃないかと思いますが、いかがですか。
最近アメリカのブロック農務長官が、カリフォルニア米の対日輸出について発言しました。この真意はどこにあると判断されますか。
もちろんアメリカのブロック農務長官もそういうことは百も承知の上で発言しておると思うのです。ただ、私は、当面それは不可能だということはわかっておりますけれども、では、将来にわたってアメリカが日本に対する米の輸出を全く考えないかというと、そういうことはないと思うのです。 現在、米の価格の内外の格差はどれぐらいありますか。
この格差について政府はどう考えますか。
私もそのとおりだと思うのです。米は重要な主食だから一〇〇%守らなければならないということも妥当だと思いますけれども、しかし、余り格差が開いた場合にはやはり貿易摩擦の大きな要素になる。それから国内の世論においても、輸入をしろという、世論の中にそういう声が起こってきます。 したがって、米が大事だから守ろうとするならば、国内外の格差というものをできるだけ縮める努力を怠ってはならない、このように思うわけでありますけれども、将来これについてどの辺を目標にされますか。
国産米の価格が割高な最も大きな原因は、やはり日本の農業の規模が零細である、しかも構造改善が遅々として進んでいないというところにあると思いますけれども、これに対して今後どういう方針で取り組まれますか。
最後に私は、今回の韓国米輸入の事件というものでいろいろ問題になっておりますけれども、今度の事件というのは一つの現象にすぎない、やはり米、少なくとも米を中心にして今までの日本の農業政策が果たして成功してきたのだろか、私は疑問を感ぜざるを得ません。農水省の方々も皆一生懸命やってこられたと思いますけれども、結果として見た場合に、日本の国のあらゆる政策の中でもいい結果を上げていない部類に属するのではないかという感じを持たざるを得ないのであります。 それから、食糧管理法というものがあるわけでありますけれども、これは本来は国民の食糧の確保、さらに国民経済の安定、それから生産者の側に立ては再生産の確保、消費者の側では消費者の家計の安定、生産者