大蔵大臣といたしましても院の決議を尊重して検討を加えるという御答弁がなされておりますが、要するにこの問題はこのままの形で放任するわけには参らぬと思っております。戦争に伴う犠牲者の問題が、国民経済力の充実に伴って一つ一つ解決されて参っておるわけでありまするし、また当然解決しなければならぬ問題であると思うわけであります。すでに過去の記録によって見ましても、本件に関しましては第一次吉田内閣の折に、昭和二十一年十月二十二日の閣議決定で、引揚者各世帯に一万五千円当て交付しようというような議も上り、現に閣議決定もみているわけであります。昭和二十二年の予算にも百五十億を計上するという閣議決定も確認されたのでありますが、GHQからの横やりで、これを
