今申し上げましたことに尽きると思うのでありますが、先生のおっしゃいますような企業に対する監査基準というものと、国家財政あるいはいろいろな特殊法人等を含めた複雑多岐にわたる、そしていろいろな特色を持った共通性も必ずしもないというふうな我々の検査対象の特色を考えますと、一律的な検査基準というものが果たして有効に機能し得るのかどうかという点については、これはいろいろ問題もあろうかと思います。そういう意味で、私どもは先ほど申し上げましたような個々の分野についての検査マニュアルというようなものを活用しながら検査内容の充実、向上を図っていくというのが現時点での本筋ではないかなというふうに思っております。
