これは言葉の問題かもしれませんが、金融引き締めとこう言いながらも、私たちが例の日銀の帳じりを見ますと、貸出額は現在では一兆をこえております。去年の十一月は三千億台であった。三倍以上日銀の貸し出しがふえておってなお金融引き締めとは、一体これはどういうわけか、こういうことなんです。あるいはそれは財政の引き揚げが多過ぎるということがあるかと思いますが、とにかく一般の金融引き締めだという言葉と現実の姿との違い、これはどういうところに原因があると考えるのか、またどのようにこの現象をわれわれは理解すべきか。ただ金融引き締めだと言えばそれで済むものかどうか、そこを一つ御説明願いたい。
