具体的に私聞いているわけです。いかなるというものの中には当然核攻撃も含まれるだろう。というのは、第五条にはいかなるなんということばはないのです。単に武力攻撃ということばがあるだけです。だから、この武力攻撃の中には核攻撃というものも当然含まれるというふうに解釈してようございますかと聞いている。
具体的に私聞いているわけです。いかなるというものの中には当然核攻撃も含まれるだろう。というのは、第五条にはいかなるなんということばはないのです。単に武力攻撃ということばがあるだけです。だから、この武力攻撃の中には核攻撃というものも当然含まれるというふうに解釈してようございますかと聞いている。
そうしますと「いずれか一方に対する武力行撃」この中には核攻撃も含まれる。日本に対してかりに核攻撃が行なわれるということになった場合には、これは日米両国は共通の危険とみなして対処することになっております。そうすると、武力攻撃の中にも核攻撃というものが入ってくるということになると、この対処の方法の中にも、当然核による対処、こういう思想が入ってこなければ首尾一貫しないと思うのですが、核を使ってでも守ってあげます、こういうことなんですか。
いかなる武力攻撃に対しても日本を防衛する、こういう大統領が約束をしておるわけです。このいかなるというものの中には核攻撃も含まれる、いまお認めになった。そうしますと、核攻撃が行なわれた場合に、これに対処する方法としては、核によって対処する、こういう場合もなければ首尾一貫しないじゃありませんか。
そのようなことをおっしゃいますけれども、いま世界的に議論になっておるMLFの問題でも考えてみてください。フランスのドゴールは何と言っておりますか。アメリカが全面戦争までも覚悟してフランス防衛のために核を使ってくれるなどということは信じられない、こう言っておるのです。そういう重大な論争の争点になっておる問題なんですよ。そのくらいのことはおわかりだと思います。あなたは、いかなる武力攻撃に対しても守ってもらうという約束をしましたと言う。それではどういう方法を講じてでも、必要あれば核を使ってでも守ってあげるという保証をしてくれたのですか。ドゴールでもだれでも信用しませんよ。中国とソ連との間でも信用してないじゃないですか。あなたは簡単にそれを
それでは、ちょっと見方を変えてお尋ねをしてみましょう。 核攻撃に対して絶対に守ってあげます、こういうふうな答えを得た、私はそれを信じます、こうおっしゃる。すると、アメリカはそういう事態に核をもって対処する以外にない。核報復をやって日本をお守りしましょう、こう言われた場合には、これはもうけっこうですと言わざるを得ないわけですね。
先回りして考えておられますけれども、そういうことで聞いているわけじゃない。共同声明に堂々と書いて、あなたが国民に説明しているのです。中国が核実験をやった、やがて核武装するだろう、みんな御心配でしょうけれども、心配は要りません。たとえどこが核攻撃してこようとも、いかなる武力攻撃があろうとも、アメリカは絶対に日本の防衛の役割りを果たします、こう約束してくれましたと、こう言っているのです。そうしますと、核攻撃に対処するためには核によるほかにはないとアメリカが判断した場合に、それを受け入れるかどうかという問題が出てきますよ。守ってやろうと思う、そのためには核を使う以外にないと、アメリカがこう言う場合に、どう対処するのですか。
私たち常識的に、核攻撃を受けたら核によって対処する以外にないと思うのですよ。ほかにそういう方法がありますか。ないでしょう。あなた方はいかなる攻撃にも対処するという、守ってくれるというといって説明している以上、守る方法について私たちが聞くのが何がおかしいのですか。核攻撃があろうとも安保条約で守ってやるのだと約束した。そうすると、核攻撃があった場合に、守る方法というのは、結局核兵器にたよらざるを得ないだろう、こう考えるのが私は筋だと思う。だから、アメリカのほうで、守りましょう、そのためには核兵器を使う以外にありませんがと言ったときには、これは無条件だということにならないのですか。基地だとかなんとかいうことを抜きにして聞いているのです。
そういうことになるからこそ、ヨーロッパにおいてもあのような問題が起きるのです。やれMLEだ、やれANFだと、全部根底には自分の国中心なんですから、自分の国が迷惑するような方法を講じてまで、他国のめんどうを見るなんというような国は一つだってありませんよ、あなたが何と言おうと。アメリカが口で、いかなる武力攻撃に対しても守ってあげます、ああそうですが、安心しましたと、そんなことを口にしておるのはあなただけですよ。まともな人なら、そんな簡単なことを言うけれども、日本防衛のためにアメリカが多大な迷惑を受けるようなことをしてくれるだろうかと、疑問を感ずるドゴール的な発想のほうが私は正しいと思う。そういう疑問を持たないとすれば、これは、私に言わせ
これは、私、最後の結論のところでお教えするつもりでした。しかし、早う聞きたいということですから。私たちの基本的な考え方は、アメリカと同盟を結んで、そして先ほどから例示しましたように、世界あるいは極東の緊張を激化するようなことをしておいて、自分みずから火種をあおっておいて、紛争の種をあおっておいて、そして守ってもらう、守ってもらうんだというようなばかなことはしません。すべてを緊張緩和のために、紛争の原因なるものを一つ一つつぶしていく、そういう形の中で、安保なんか要らぬ状態をつくるというのが基本的な考え方です。私がここで説明を長々しおったら——時間をそれだけ余分にくれればやりますけれどもね。 そこで、本論に戻りますけれども、日本、イ
現行憲法がある限り、あのような構想に日本が加わるということは私は不可能だと思うのです。検討するということは可能性があるということなんですか。
たとえばMLF構想の中で考えられているように、水上艦艇に各国の乗り組み員が乗る。その船の上に十基ばかりのポラリスを積む、そういうものに日本が加われますか。検討しなければわからぬのですか。ああいう構想がアジア版として出てきたときに、加わる可能性が万分の一でもあるのですか、現行憲法のもとに。検討するというは、——なければないと言ってくださいよ。
それではいまヨーロッパで検討されておりますような、あのような構想のもとに何らかのアジア版ができたとしても、日本国憲法が厳存する限りこれには参加できない、こう理解してようございますね。
どうしてそうあいまいにされるのですか。MLF構想としてあげられているものを私は具体的に例示して聞いているのですよ。水上艦艇にNATO加盟国の各国が乗員を提供する。そこへもってきてポラリスミサイルを十基積む。そういう構想がいまNATOで進められている。アジア版といえば、日本とインドとアメリカだけになるのか、あるいはSEATO加盟国なり韓国、台湾が加わるのかは別として、特定の同盟関係にある国だけですよ、私が議論しているのは。そういうものの中に日本が入っていって、ポラリスミサイルについての何らかの関与をするということは、現行憲法のどこで認められますか。
あまりにも明確な問題を一生懸命ごまかすような答えをするものですから、いたずらに時間を食うわけです。MLF構想のアジア版といったようなものができても、日本は絶対に加盟はできない、これは理の当然だと思う。 そこで、問題になってくるのは核兵器というものについての考え方なんです。政府自身、現代の平和は核を主体とする軍事力の均衡の上に確保されている、こういう考え方をとっておられるようでございますが、間違いございませんね。
ということは、核兵器の持っております悪魔の一面と、それから平和の女神といったような一面とがあるという考え方になると思うのです。それをことばをかえて言えば、戦争抑制力とか抑止力とかいうものだと思うのですね。そういう点をお認めになっておることじゃないかと思うのです。違いますか。
あなた方の考え方はアメリカの考え方と同じなわけです。だからこそ戦力の増強、特に核兵器の増強というものにつとめておるわけです。われわれの周辺を見ましても、第七艦隊なり第五戦術空軍なり第十三戦術空軍なり沖繩の基地なり、一切核兵器によって装備されておる、これは厳然たる事実です。これは、戦争抑止力として働いておるのだ、こういう見方なんです。そうじゃないのですか。首を振っておられるようですが、それじゃどういうふうに考えておられますか。
それは、理想としてそう考えておる。しかし現実の問題として、片一方の陣営が強大な軍事力を持つ以上、やはり対抗上持たざるを得ない。持つことが結局抑止の働きを果たしておるのだ、こういうことなんでしょう。現にアメリカは、この核戦力というものに非常に大きなウエートを置いておるのです。これは間違いありません。先ほど申し上げたように、われわれの周辺における第七艦隊も、あるいは第五空軍も第十三空軍も全部核というものに相当のウエートを置いております。これは厳然たる事実。防衛庁だって第七艦隊が積載しておるところの飛行機が水爆なり原爆の搭載力を持っておるという事実は認めております。沖繩にありますナイキハーキュリーズなりメーズBなりが、これがミサイル弾頭を
サブロックも通常の魚雷とサブロック核魚雷と混載しております。認めております。もうはっきり認めたから、私はいつ言ったなんて言いませんが。それから沖繩のナイキハーキュリーズの場合でも、七対三とか六対四とかの割合で普通弾頭と核弾頭を準備するのであります、こういうふうに認めております。常識ですよ。それが日本に来たとたんに消えてなくなる、その魔法のつえは何かというと、事前協議だ、これを私はばかばかしいと言うのです。いざ鎌倉というときに、役に立たないような形で何で日本にやって来ますか。こういうばかなことで国民を欺いてはいけないということを申し上げておきたいと思うのです。 それからもう一つは、この原子力潜水艦が日本に来る目的であります。単なる
今度はお認めになりませんでしたから、引用せざるを得ません。原子力潜水艦が日本に寄港するという問題が初めて出てまいりましたのは、三十八年の一月でございましたね。ところがそれ以前の国会答弁では、そんな答弁はしておりませんですよ。基地と補給基地というものを明確に分けておりますよ。基地と補給基地とが同じですか。それじゃ、その点からお伺いします。
それでいいですよ。外務大臣にお尋ねしたいのです。あなたのほうが責任を持って、原子力潜水艦の寄港の目的は補給と休養だと、こう言い貫いてきました。私たちは、原子力潜水艦の基地に横須賀、佐世保がなるのだと言ってまいりました。ところが、基地というものと補給基地というものとは、専門家の防衛庁では明確に分けておる。あなたは原子力潜水艦の基地になると思いますか、補給基地になるのだと思うのですか。どっちです。