私は、防衛白書にも奇襲という言葉を使っているということを言いましたが、あなた方は、別のときになると盛んに宣伝するのですよ。突然攻めてこられたらどうするか、どうするか、まるで国民をおどし上げるかのごとくしょっちゅう使っているのです。この防衛二法が初めて国会に提出されました昭和二十九年、内閣委員会において吉田総理がどういうことを言っているかというと、共産主義国の侵略というものは突然天から降ってきたような進撃をいたすものでありますとまで言っているのですよ。場所によってはそんなことを言っておきながら、痛いところをつかれてきたら、奇襲なんて万々一もあるかないか、ほとんどない。使い分けですよ。国民の中にはそんなことでだまされる者がおるかもしれな
