現在の雇用問題というものは二通りに分けて考えられると思うのです。一つは景気の変動によって生ずる雇用問題。もう一つは、いろいろな構造的な原因、第一には設備の過大、いわゆる供給の過剰、そういうことによるもの、それから第二には北洋漁業のような国際情勢の変化、そのようなものによって生ずるもの、それから第三番目には、たとえばオイルショック等によって電力料金が上がる、そのために競争力を喪失する、第四番目には、いわゆる開発途上国との競争によって圧迫を受ける、こういうふうな四つに分けられると思います。 産業界全体、特に製造業全体で見ますと、先ほどから何度もお答えを申し上げておりますように、鉱工業生産指数は四十九年から五十年まで下がりましたけれど
