一々ごもつともな点ばかりでございまして、私どもがあの法律をつくりましたときにも、そういつたような準備的積立ての金を持ちたいということをいろいろと考えたのではございますが、何しろ戰時経済から戰後経済に移ります非常な変動期でございまして、国有鉄道の運賃も、物価政策その他広い意味の経済政策上の要請から、当初考えておりましたような事態に落ちつけ得なかつたような状態でございまして、いまだ黒字が出るのか赤字が出るのか、その安定の見すかしもなかなかつかない。むしろ国としてはある種の税金からとつた金で埋めても、一般の物価政策を維持しなければならぬのではないかといつたような状態のときにこしらえまして、ああいうふうな状態になつたのでございますが、幸いに
