函館港の埠頭につきましては、有川の鉄道桟橋ができましたのに伴いまする北埠頭の完成の問題と、函館の港内の埠頭の突提の工事と、この二つのものが縣案になつておりまして、毎年できるだけの経費を割きまして、順次修築に努めておるのでございますが、どうもその進行がはかばかしくないことは事実でございます。これに加馬まして関係方面におきまして日本の國力の現状にかんがみまして、重点主義に港湾の仕事をやるように、特に戰爭によりまして、あるいは災害等によりまして、被害を受けておるところの復旧を最初にし、次に改善、次に新築という順序でやるべきではないかというお話もございまして、本年度におきましていささか工事が停滯いたしておりますのは、まことに遺憾に存じておる
