私は、開拓者の営農資金として貸し付ける、この面についての根本的な考え方については、別に反対はないわけであります。しかしながら、あえてこの法案に反対しなければならない点は一体どこにあるかと申しますと、政府は少くとも国のいわゆる食糧自給の建前から、開拓者というものに万全の力をいたすと口では言つておきながら、実際の面においては、開拓者に対するところのほんとうの開拓を完成して、そうしてこれをほんとうに国の増産のために役立つための実際の施策に至りましては、実に遅々としてそのことに進んでいない実情が明らかになつておるわけであります。ということは、この法案にも現われておりますように、長期資金を貸して、そうしてその資金を貸した中において、その過程に
