私はちょうど一年前のこの決算委員会の席におきまして、公営ギャンブルの持っております特質、さらに弊害、これらの提起をいたしまして、特に中央競馬会にメスを加えることによりまして行政の姿勢を正し、国民の利益を守るという方向を示したのでございますが、以来約一年間、不況にもかかわらず、このギャンブル熱はますます熱を帯びてまいりました。最近のギャンブル白書によりますと、競馬、競輪、オートレースなどに集まった人は、この一年間に一億一千三百万人、総売り上げ高は一兆九千五百億円といういずれも史上最高の記録を示しておるのであります。中でも競馬界の過熱ぶりはすさまじいものがございまして、中央競馬会に例をとってみますと、昭和四十三年度においては二千四百億円
